1. 企業情報
企業名: 小田原エンジニアリング株式会社
概要: 小田原エンジニアリングは、主にモーターおよびコイルの巻線機器の設計、開発、製造、販売を行っている企業です。自動車や家電製品、産業機器、医療機器、OA/AV機器に使用される製品を提供しています。1950年設立で、本社は神奈川県足柄上郡松田町にあります。
事業内容:
- 連結事業: 巻線機67%、送風機・住設関連33%
- 海外事業: 59%
市場区分: スタンダード（内国株式）
業種: 機械
代表者名: 保科 雅彦
設立年月日: 1979年10月15日
従業員数: 436人
平均年齢: 37.8歳
平均年収: 6,970千円
2. 業界のポジションと市場シェア
市場シェア:
- モーター用自動巻線機で国内首位、世界で2位。
競争優位性:
- 国内最大手かつ世界で2位のシェアを持つ巻線機の製造技術を有する。
- 自動車および家電製品向けの製品が主力。
課題:
- 巻線機事業における一部案件の売上計上時期のずれ込みや、送風機・住設関連事業における需要低迷が影響している。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
- 中期経営計画に基づき、事業競争力の強化と中国・北米を中心とする重点地域でのアプローチを強化。
- 株式会社多賀製作所の吸収合併による供給力・営業力の強化。
中期経営計画の具体的な施策:
- 巻線機事業: 事業競争力の強化、中国・北米を中心とする重点地域でのアプローチ強化。
- 送風機・住設関連事業: マーケティング強化による拡販、新商品の早期開発。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
- 主にモーターおよびコイルの巻線機器の設計、開発、製造、販売による収益。
市場ニーズへの適応力:
- 自動車産業の「車の電動化」の動向変化に対応するため、巻線機事業の強化を掲げている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
- 技術革新により巻線機の製造技術を継続的に強化。
主力製品:
- モーター用自動巻線機、自動車用、家電用製品。
6. 株価の評価
株価情報:
- 前日終値: 1,848円
- 本日始値: 1,861円
- 本日高値: 1,870円
- 本日安値: 1,821円
EPSとBPS:
- EPS（会社予想）: 297.91円
- BPS（実績）: 2,881.23円
PERとPBR:
- PER（会社予想）: 6.11倍
- PBR（実績）: 0.63倍
7. テクニカル分析
株価推移:
- 直近10日間の株価は、1,821円から1,884円の間で変動しており、上昇傾向にある。
8. 財務諸表分析
主要財務指標:
- 売上高: 13,175百万円（前年同期比10.4%減）
- 営業利益: 1,163百万円（前年同期比42.1%減）
- 経常利益: 1,294百万円（前年同期比39.2%減）
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 865百万円（前年同期比43.4%減）
- ROE（実績）: 5.39%
- 自己資本比率（実績）: 58.9%
過去数年分の傾向:
- 売上高、営業利益、経常利益、純利益は減少傾向。
9. 株主還元と配当方針
配当情報:
- 配当利回り（会社予想）: 3.84%
- 1株配当（会社予想）: 70.00円
- 年間配当: 50.00円（2024年12月期）
- 2025年12月期（予想）: 70.00円
株主還元策:
- 自社株買いを実施。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向:
- 直近10日間の株価は上昇傾向。
影響を与える要因:
- 業績予想の改善、市場動向、競合他社との比較。
11. 総評
各分析結果のまとめ:
- 小田原エンジニアリングは、モーター用自動巻線機の製造技術を強みとする企業で、主に自動車および家電製品向けの製品を提供している。
- 業界内での競争優位性は高いが、市場ニーズの変化に対応するための技術革新と市場戦略の強化が求められる。
- 中期経営計画に基づき、事業競争力の強化と重点市場へのアプローチ強化を掲げている。
- 直近の財務状況は売上高、利益の減少が顕著だが、ROEや自己資本比率は健全。
- 株価は上昇傾向で、配当性向の目安に基づき、配当の増加が見込まれる。
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企業情報
| 銘柄コード | 6149 |
| 企業名 | 小田原エンジニアリング |
| URL | http://www.odawara-eng.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
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