企業情報
企業名: エヌアイシ・オートテック株式会社
概要: エヌアイシ・オートテックは、アルミニウムプロファイルシステムとFA（ファクトリーオートメーション）機器を設計、製造、販売する企業です。主要製品にはアルミニウムフレームシステム、クリーンブース製品、FA機器が含まれます。FA機器は、洗浄機、コンベア、検査機器、クリーンブース製品など多岐にわたります。主要顧客は機械加工プラント、半導体および電子部品プラント、製薬および食品工場などです。
事業内容:
- FA部門: 78%
- 商事部門: 22%
設立: 1971年5月17日
本社: 東京都江東区有明3-7-26
代表者: 西川 浩司
業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
- アルミニウムフレームシステムとFA機器の専門メーカーとして、高い技術力と市場での信頼性を有します。
- 主要顧客である半導体および電子部品プラントへの強みがあります。
課題:
- 業界全体の景気の影響を受けやすく、主要顧客の生産状況に大きく左右されます。
経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
- 半導体関連企業への営業活動と車載電池関連の生産設備への対応を強化。
- 海外向け設備投資への対応と主要顧客の生産状況に合わせた受注活動。
中期経営計画の具体的な施策:
- 「アルファフレームシステム」の販売強化。
- コスト削減による利益の向上。
事業モデルの持続可能性
収益モデル:
- 主に製品販売による収益モデル。
市場ニーズの変化への適応力:
- 半導体関連企業の設備投資動向に応じた製品開発と受注活動を強化。
技術革新と主力製品
技術開発の動向:
- アルミニウムフレームシステムの技術革新とFA機器の自動化・省人化技術の開発に注力。
主力製品:
- アルミニウムフレームシステム、クリーンブース製品、FA機器（洗浄機、コンベア、検査機器など）
株価の評価
EPS（会社予想）: 25.69円
BPS（実績）: 613.74円
PER（会社予想）: 31.06倍
PBR（実績）: 1.30倍
現在の株価との比較:
- 株価は798円で、52週高値862円、52週安値662円の範囲内で推移しています。
テクニカル分析
株価推移:
- 直近10日間の株価は、792円から798円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフローなどの指標:
- 売上高（過去12か月）: 61億円（前年比-28.30%）
- 営業利益（過去12か月）: -4.78億円
- 経常利益（過去12か月）: -1.12億円
- 純利益（過去12か月）: -2.58億円
- ROE（過去12か月）: -5.94%
- ROA（過去12か月）: -2.30%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 3.01億円
過去数年分の傾向:
- 売上高は減少傾向にあり、利益も赤字となっています。
株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 5.14%
配当性向:
- 年間配当予想: 41円（予想）
- 配当性向: 484.06%
自社株買い:
- 自己株式保有数: 51,446株
株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向:
- 直近10日間で上昇傾向にあり、792円から798円へと上昇。
株価への影響を与える要因:
- 主要顧客の生産状況、半導体関連企業の設備投資動向、日本経済の不透明感など。
総評
エヌアイシ・オートテックは、アルミニウムフレームシステムとFA機器の専門メーカーとして、主に半導体および電子部品プラントへの強みを活かしています。しかし、業界全体の景気の影響を受けやすく、主要顧客の生産状況に大きく左右されます。経営陣は半導体関連企業への営業活動と車載電池関連の生産設備への対応を強化しており、コスト削減による利益の向上を目指しています。技術革新と主力製品への注力により、事業モデルの持続可能性は高いと言えます。株価は798円で、52週高値862円、52週安値662円の範囲内で推移しており、直近10日間で上昇傾向にあります。財務面では、売上高は減少傾向にあり、利益も赤字となっていますが、株主還元は積極的に行っています。
企業情報
| 銘柄コード | 5742 |
| 企業名 | エヌアイシ・オートテック |
| URL | http://www.nic-inc.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属 |
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