1. 企業情報
- 企業名: GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- 事業内容: オンライン決済代行サービスを中心に、金融関連サービスや決済活性化サービスを提供。ECサイト向けの与信処理代行や送金サービス、後払い（BNPL）サービスの強化を行っている。
- 設立: 1995年3月8日
- 所在地: 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
- 従業員数: 825人
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界区分: 情報・通信業
- 競争優位性: GMOインターネットグループの一員として、強力なネットワークと技術基盤を持ち、オンライン決済市場での存在感を示している。
- 課題: 不透明な世界情勢や物価上昇が消費に影響を与える可能性。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョンと戦略: 営業利益の年平均成長率25%を目指し、決済代行サービスの拡大や金融関連サービスの強化を図る。
- 重点分野: オンライン課金、継続課金、対面決済、BaaS支援、早期入金サービス、トランザクションレンディング。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に決済手数料収入に依存。市場ニーズの変化に対応するため、BNPLや新たな金融サービスの提供を強化。
- 適応力: EC市場の拡大に伴い、オンライン決済の需要が増加しており、持続的な成長が見込まれる。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 決済インフラの構築やセキュリティ強化に注力。
- 主力製品: PGマルチペイメントサービス、Ginko Pay Base System、GMO-PG処理プラットフォーム。
6. 株価の評価
- EPS: 244.05円
- BPS: 1,345.61円
- PER: 30.38倍（業界平均23.2倍）
- PBR: 5.51倍（業界平均2.3倍）
7. テクニカル分析
- 株価推移: 現在の株価は7,415円で、年初来高値10,865円からは下落しているが、年初来安値6,624円を上回っている。
- 移動平均線: 50日移動平均7,939.94円、200日移動平均8,338.13円を下回っており、短期的には下落トレンド。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 73,785百万円（前年比14.1%増）
- 営業利益: 25,187百万円（前年比24.4%増）
- ROE: 19.17%
- 自己資本比率: 29.9%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 1.67%
- 配当性向: 44.90%
- 自社株買い: 特に記載なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動: 直近の株価は下落傾向。信用買残が増加しており、投資家の関心が高まっている可能性。
11. 総評
GMOペイメントゲートウェイ株式会社は、オンライン決済市場での強固な基盤を持ち、収益性の高い事業を展開しています。業績は堅調に推移しており、今後もEC市場の拡大に伴う成長が期待されます。しかし、株価は短期的に下落トレンドにあり、外部環境の変動に注意が必要です。配当利回りは1.67%と安定しており、株主還元にも積極的な姿勢を示しています。
企業情報
| 銘柄コード | 3769 |
| 企業名 | GMOペイメントゲートウェイ |
| URL | http://www.gmo-pg.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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