1. 企業情報
クレディセゾンは、クレジットカード事業を中心に、リース、ファイナンス、不動産、エンターテインメントなど多岐にわたるサービスを提供しています。特に流通系カードでの市場シェアが高く、ポイントビジネスに強みを持っています。また、インドでの金融事業を急速に拡大しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
クレディセゾンは、国内のクレジットカード市場で大手の地位を占めています。競争が激化する中で、ペイメント事業における高稼働・高単価の顧客シェア拡大を目指しています。
3. 経営戦略と重点分野
クレディセゾンは「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY」を中期経営ビジョンとし、デジタル化やグローバル展開を進めています。特に、ペイメント事業の強化とグローバル事業の拡大を重視しています。
4. 事業モデルの持続可能性
クレディセゾンの収益モデルは多様で、クレジットカード事業を中心に安定した収益を確保しています。市場ニーズの変化に対しても、デジタル化や新市場への進出で適応力を高めています。
5. 技術革新と主力製品
デジタル化を推進し、スマートフォンを活用したサービスを展開しています。これにより、クレジットカード事業の利便性を高め、収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 346.11円
- BPS（実績）: 4,659.70円
- PER（会社予想）: 10.01倍
- PBR（実績）: 0.74倍
業界平均と比較すると、PERはほぼ平均的であり、PBRはやや低めです。
7. テクニカル分析
現在の株価3,465円は、年初来高値4,025円に対してやや低めの水準にあります。50日移動平均（3,618.32円）を下回っており、短期的には弱含みの傾向が見られます。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 476.17B円
- 営業利益（過去12か月）: 128.05B円
- 純利益（過去12か月）: 68.54B円
- ROE（実績）: 11.20%
- 自己資本比率（実績）: 16.3%
売上高と利益は増加傾向にあり、財務の健全性も確保されています。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.17%
- 1株配当（会社予想）: 110.00円
- 配当性向: 19.85%
安定した配当を維持しており、株主還元に積極的です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は下落傾向にあり、出来高も増加しています。市場の不安定要因や競争激化が影響している可能性があります。
11. 総評
クレディセゾンは、クレジットカード事業を中心に安定した収益を確保しており、デジタル化やグローバル展開を進めることで成長を目指しています。株価はやや低迷していますが、財務状況は健全であり、配当も安定しています。市場環境の変化に対して柔軟に対応しつつ、持続的な成長を期待できる企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 8253 |
| 企業名 | クレディセゾン |
| URL | http://www.saisoncard.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – その他金融業 |
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