1. 企業情報
企業名: STUDIO ALICE Co.,Ltd.
概要: 子供写真館最大手で、主に写真撮影と衣装製造・卸売を事業としている。七五三や成人式の撮影を中心に、こども写真館の運営も行う。
事業内容:
- 写真事業: 子供写真の撮影、展示、印刷
- 衣装製造卸売事業: 衣装の製造・卸売、プリント製品の製造・販売
設立年月日: 1974年5月10日
代表者名: 牧野 俊介
本社所在地: 〒530-0001 大阪市北区梅田1-8-17 大阪第一生命ビル
従業員数: 1,378人
平均年齢: 33.6歳
平均年収: 4,260千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: 子供写真館最大手であり、七五三や成人式の撮影を中心に事業を展開している。
市場シェア: 子供写真館市場のシェアはトップクラス。七五三の撮影は売上の4割を占める。
競争優位性: ブランドの認知度が高いこと、豊富な撮影プランの提供、顧客ロイヤルティの高さ。
課題: 個人消費の低迷による需要減少、競合他社との競争、新たな成長市場の開拓。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 子供写真館市場のリーディングカンパニーとしての地位を維持し、新たな成長市場を開拓する。
中期経営計画:
- 成人式用振り袖撮影貸し出しセット「ふりホ」の拡充
- 店舗の効率化と新規店舗の開業
- デジタルサービスの強化と新規事業の検討
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 子供写真の撮影と衣装の販売による収益モデル。
市場ニーズの変化への適応力: デジタル化の推進と新規事業の検討により、市場の変化に対応する能力がある。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: デジタル撮影技術の導入とオンラインサービスの拡大。
主力製品: 七五三や成人式の撮影サービス、衣装レンタルサービス。
6. 株価の評価
株価: 2040.0円
EPS（会社予想）: 73.60
BPS（実績）: 1,750.08
PER（会社予想）: 27.72倍
PBR（実績）: 1.17倍
株価とEPSの比較: 現在の株価はEPSの35.2倍で、業界平均PER 15倍より高め。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は2000円台後半から2060円台前半で推移しており、上昇傾向にある。
移動平均線: 50日移動平均線は2094.38円、200日移動平均線は2082.27円。現在の株価は両者よりやや高値圏。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標:
- 売上（過去12か月）: 35.81B円
- 利益率（過去12か月）: 3.33%
- ROE（過去12か月）: 3.87%
- ROA（過去12か月）: 3.86%
- キャッシュフロー（直近四半期）: 18.49B円
過去数年分の傾向: 売上は減少傾向だが、利益率は上昇。ROEとROAは比較的安定。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 2.45%
1株配当（会社予想）: 50.00円
配当性向: 99.62%
自社株買い: なし
株主還元策: 高配当政策を維持。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 上昇傾向。
株価への影響を与える要因: 個人消費の回復、新規事業の成果、競合他社との競争状況。
11. 総評
各分析結果のまとめ: スタジオアリスは大手子供写真館事業を中核に、衣装製造卸売事業も展開する企業である。業界内での競争優位性は高いが、個人消費の低迷による需要減少は課題である。経営戦略は新規事業の検討や店舗の効率化に焦点を当てている。財務面ではROEとROAが安定しており、株価も高値圏にあり、高配当政策により投資家からの関心も高い。テクニカル分析から見ると、株価は上昇傾向にあり、中長期的な投資価値は高いと評価できる。
全体的な見解: スタジオアリスは子供写真館市場のリーディングカンパニーであり、新規事業の検討や店舗の効率化により持続可能な成長が見込める。ただし、個人消費の回復が株価に大きな影響を与える可能性がある。
企業情報
| 銘柄コード | 2305 |
| 企業名 | スタジオアリス |
| URL | http://www.studio-alice.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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