1. 企業情報
企業名: みずほリース株式会社
事業内容: みずほリースは、一般的なリースサービスを日本国内外で提供しています。ファイナンスリース、オペレーティングリース、不動産リース、オートリース、割賦販売、車両フリートのメンテナンスサービス、支払いアウトソーシングサービスを提供しており、中古物件や設備の売買も行っています。旧興銀系で、みずほフィナンシャルグループや丸紅の持分会社として、これらの顧客基盤を活用しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: みずほリースは、みずほフィナンシャルグループの顧客基盤を活用し、設備機器に強みを持っています。リース業界内での競争力を維持していますが、国内外の経済情勢や金融市場の動向に影響を受けやすい側面もあります。
3. 経営戦略と重点分野
経営戦略: みずほリースは、情報通信機器や不動産案件の増加を図り、収益性の高い資産の積み上げを進めています。また、地政学リスクや資源価格の高止まりなどのリスク要因を考慮し、柔軟な経営戦略を展開しています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: リース・割賦事業が主力であり、安定した収益を確保しています。市場ニーズの変化に応じた柔軟な対応が求められます。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 特に情報通信機器や不動産案件において、技術革新を取り入れたサービス展開をしています。
6. 株価の評価
EPSとBPSに基づく評価:
- EPS（会社予想）: 148.46円
- BPS（実績）: 1,323.51円
- 現在の株価: 1,049円
- PER（会社予想）: 7.07倍 (業界平均10.3倍)
- PBR（実績）: 0.79倍 (業界平均0.9倍)
これらの指標から、株価は業界平均と比較して割安と考えられます。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近の株価は1,049円で、年初来高値1,190円、安値860円の範囲内で推移しています。50日移動平均線（1,028.88円）を上回っており、一定の上昇トレンドが見られます。
8. 財務諸表分析
売上と利益:
- 売上高（過去12か月）: 660,490百万円
- 営業利益（過去12か月）: 42,283百万円
- 純利益（過去12か月）: 38,116百万円
ROEとROA:
- ROE（実績）: 12.32%
- ROA（過去12か月）: 0.81%
キャッシュフロー: キャッシュフロー計算書は提供されていませんが、総資産や純資産の増加傾向から財務の安定性が伺えます。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りと配当性向:
- 配当利回り（会社予想）: 4.10%
- 1株配当（会社予想）: 43.00円
- 配当性向: 25.44%
配当利回りは高水準であり、株主還元に積極的です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向: 直近の株価は上昇傾向にあり、出来高も安定しています。市場の不透明感がある中で、投資家の関心が高まっています。
11. 総評
みずほリースは、みずほフィナンシャルグループの顧客基盤を活用し、安定した収益を確保しています。株価は業界平均と比較して割安であり、配当利回りも高水準です。地政学リスクや経済情勢の変動に対する柔軟な対応が求められますが、全体としては堅調な業績を維持しています。
企業情報
| 銘柄コード | 8425 |
| 企業名 | みずほリース |
| URL | https://www.mizuho-ls.co.jp/ja/index.html |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – その他金融業 |
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