1. 企業情報
企業名: ユニリタ株式会社
概要: ユニリタは日本のITシステム運用ソリューションを提供する独立系ソフト開発・販売会社です。主に基幹業務システム向けから分散処理向けまで幅広い事業を展開しており、メインフレームからオープン系までカバーしています。主な製品には、A-AUTO、Sky-Eye Tribune、TIA Report、BSP-RM、Exentry、Be.Learning、A-SPOOL、A-LOGなどがあります。
事業内容: プロダクト39(24)、クラウド28(-1)、プロフェッショナル33(8)
設立年月日: 1982年5月24日
代表者名: 北野 裕行
従業員数: 668人
平均年齢: 40.1歳
平均年収: 7,010千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 幅広い製品ラインナップと豊富な実績を持つ。特に自動化事業、帳票事業、メインフレーム事業が強み。
課題: 競合他社との差別化が求められる。新興技術への対応が課題。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 中期経営計画「Re.Connect2026」に基づき、データマネジメントとサービスマネジメントによる価値提供モデルを推進。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: マイグレーション需要に対応した製品・サービスの提供、顧客のDX推進を支援するサービスの提供、高付加価値事業への転換。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: クラウド移行やモダナイゼーションといった効率化投資に対応。ITシステムの自動化と管理ソリューションを提供する。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 自動化、モニタリング、ITシステム運用管理に特化した技術開発を進めている。
収益を牽引している製品やサービス: A-AUTO、Sky-Eye Tribune、TIA Reportなど。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 112.16円
- BPS（実績）: 1,529.31円
- 現在の株価: 1,998.0円
- PER（会社予想）: 17.81倍
現在の株価はEPSを基準にすると割高感がある。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50-Day Moving Average: 1995.96円
- 200-Day Moving Average: 1975.75円
現在の株価は50日MAと200日MAの両方において高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 11.73B円
- 利益率: 5.16%
- ROE（過去12か月）: 5.25%
- ROA（過去12か月）: 3.25%
過去数年分の比較では、売上高は減少傾向にあるが、利益率は安定している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 3.50%
- 配当性向: 75.33%
- 自社株買いなどの株主還元策: 自己株式の処分を実施。
株主還元は積極的で、配当性向も高水準。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価: 横ばいからわずかな上昇傾向。
株価への影響を与える要因: 業績予想の変更なし、市場のIT投資拡大。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
ユニリタは幅広いITソリューションを提供する企業で、特に自動化とシステム運用管理に強みを持つ。経営戦略はデータマネジメントとサービスマネジメントの推進に焦点を当てている。財務面では安定した利益率を維持し、株主還元も積極的に行われている。技術革新と市場ニーズの適応力も高く、持続可能性は高いと言える。株価は高値圏に位置し、テクニカル面でも上昇傾向にある。全体的に健全な企業であり、投資対象として魅力的である。
企業情報
| 銘柄コード | 3800 |
| 企業名 | ユニリタ |
| URL | http://www.unirita.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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