1. 企業情報
企業名: KSK Co.,Ltd.
概要: KSKはLSI、ソフトウェア、ハードウェア、カスタマーサービス、データ入力などの事業を展開する企業です。LSIの開発、ミドルウェア/ファームウェアの設計、LSIの評価、パッケージソフトウェアの開発・販売、カスタムソフトウェアの開発、ウェブおよびCADシステムの開発、ネットワークおよびコンピュータシステムの統合、設計から製造、評価までのプロトタイプサービス、カスタマーサービスソリューション（コールセンター/ヘルプデスク、メンテナンス、エンジニアリングサポート、雇用代行サービス）を提供しています。
設立年月日: 1974年5月23日
代表者名: 松岡 洋一
従業員数: 2,660人
平均年齢: 34.8歳
平均年収: 5,280千円
住所: 〒206-0804 東京都稲城市百村1625-2
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 情報通信・サービスその他
33業種区分: 情報・通信業
Industry: Software – Application
Sector: Technology
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
KSKは独立系ソフトウェアの中堅企業であり、NECグループへの依存度は2割と比較的低い。ネットワークサービスの比重を拡大しており、システムコア、ITソリューション、ネットワークサービスの各事業で成長が見込まれる。
市場シェア:
業界内での具体的な市場シェアに関する情報は提供されていない。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
中期経営計画「Blue Wind Chapter II」に基づき、事業の強靭化、SXへの取り組み、人と組織の強靭化を重点課題とし、市場に柔軟かつ的確に対応できる人材の育成に向けた成長投資を積極的に実施。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 事業の強靭化
- SXへの取り組み
- 人と組織の強靭化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
システムコア事業、ITソリューション事業、ネットワークサービス事業において、イメージセンサーなどの半導体分野、通信機器部品の機構設計、組込ソフトウェア開発、モバイル関連ビジネス、自社開発パッケージソフトウェア、ネットワーク新規構築や運用・保守業務、情報セキュリティ関連など、市場ニーズの変化に適応できる収益モデルを維持している。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
技術革新に積極的に取り組み、イメージセンサー、通信機器部品、組込ソフトウェア、モバイルアプリ開発、情報セキュリティ関連など、幅広い技術開発を行っており、独自性の高い製品を提供している。
収益を牽引している製品やサービス:
システムコア事業、ITソリューション事業、ネットワークサービス事業において、イメージセンサー、通信機器部品、組込ソフトウェア、モバイルアプリ開発、ネットワーク新規構築や運用・保守業務、情報セキュリティ関連などが主力製品・サービス。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 296.33
- BPS（実績）: 2,630.68
- PER（会社予想）: 11.07倍
- 現在の株価: 3,280円
現在の株価はBPS（2,630.68円）を基準とすると、PERが11.07倍となり、業界平均PER（17.6倍）より低い。EPS予想（296.33円）を基準とすると、現在の株価はEPSに対して割安である可能性がある。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は3,165円から3,300円の間で推移しており、50日移動平均線（3,162.60円）と200日移動平均線（3,083.58円）を上回っており、株価は高値圏にあり、上昇トレンドにある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上（過去12か月）: 23.01B
- 利益率（過去12か月）: 7.45%
- 営業利益率（過去12か月）: 13.78%
- ROE（過去12か月）: 10.81%
- ROA（過去12か月）: 6.90%
- キャッシュフロー（直近四半期）: 8.36B
- Book Value Per Share（直近四半期）: 2,663.31
過去数年分の傾向がわかる場合、比較して、売上、利益、ROE、ROAなどの指標が持続的に高い水準を維持していることが確認できる。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 3.66%
- 1株配当（会社予想）: 120.00円
- 配当性向: 33.65%
自社株買いなどの株主還元策:
自社株の保有割合が21.15%と高く、自社株買いを実施している。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は上昇トレンドにあり、特に3月14日以降、3,280円から3,300円の間で推移している。
株価への影響を与える要因:
業績の好調さ、技術革新、市場ニーズの変化、経営戦略の効果などが株価に影響を与える要因となる。
11. 総評
KSKは独立系ソフトウェアの中堅企業であり、NECグループへの依存度が低い点が競争優位性の一つである。ネットワークサービスの比重を拡大しており、システムコア、ITソリューション、ネットワークサービスの各事業で成長が見込まれる。経営戦略は事業の強靭化、SXへの取り組み、人と組織の強靭化に焦点を当て、市場ニーズの変化に適応できる収益モデルを維持している。技術革新に積極的に取り組み、幅広い技術開発を行っており、主力製品・サービスは安定している。株価は高値圏にあり、上昇トレンドにある。財務面では売上、利益、ROE、ROAなどの指標が持続的に高い水準を維持しており、株主還元も積極的に行われている。全体的な見解として、KSKは成長が見込まれる分野に強みを持ち、持続的な収益力と株主還元能力を有している。
企業情報
| 銘柄コード | 9687 |
| 企業名 | KSK |
| URL | http://www.ksk.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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