1. 企業情報
企業名: 東京衡機株式会社
概要: 東京衡機は、日本の製造および販売において、様々な試験機と測定機器を専門とする企業です。材料試験機、構造試験機、性能試験機、および契約試験サービスを提供しています。また、ロックナット、スプリング、ボルトなどのファスニング材料の製造販売、技術エンジニアリング製品、保守サービス、建設資材の販売も行っています。1923年に設立され、本社は神奈川県相模原市にあります。
事業内容:
- 試験機事業: 86%
- エンジニアリング事業: 14%
- その他: 0%
市場区分: スタンダード(内国株式)
17業種区分: 電機・精密
33業種区分: 精密機器
Industry: Specialty Industrial Machinery
Sector: Industrials
住所: 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町22-14 N.E.SビルN棟
代表者名: 小塚 英一郎
設立年月日: 1923年3月
従業員数: 123人
平均年齢: 46.4歳
平均年収: 6,010千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
- 競争優位性: 東京衡機は、業界トップレベルの品揃えとデジタル化推進による業務効率化を強みとしています。
- 課題: 試験機事業では受注・引き合いは好調ですが、売上・利益は減少しています。エンジニアリング事業では売上・利益ともに減少しています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 中期経営計画: 中期3ヵ年経営計画に基づき、事業拡大のためのプラットフォーム作りを推進。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 試験機事業: デジタル化推進による業務効率化の推進。
- エンジニアリング事業: ゆるみ止め製品の販売強化。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
- 試験機事業は、国内企業の景況感が上向きであり、市場ニーズへの適応力は高いと考えられます。エンジニアリング事業は公共工事や都市開発向けが堅調です。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- 技術革新については詳細な情報が提供されていませんが、デジタル化推進による業務効率化が強みとされています。
収益を牽引している製品やサービス:
- 試験機事業が主力と見られます。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS(会社予想): 7.57
- BPS(実績): 203.76
- PER(会社予想): 23.91倍
- 現在の株価: 181円
株価の評価:
- EPSとBPSを用いたPERは23.91倍と高めに設定されており、現在の株価との比較では割高感が強めに見られます。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 直近10日間の株価は、181円から186円の間で推移しており、50日移動平均線(180.18円)と200日移動平均線(195.18円)を下回っており、安値圏に位置しています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上(過去12か月): 3.12B円
- 利益(過去12か月): -124M円
- ROE(過去12か月): -8.08%
- ROA(過去12か月): -0.14%
- 過去数年分の傾向: 売上は減少傾向、利益は赤字、ROEとROAは低水準
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り(会社予想): 0.00%
- 年間配当予想: 0.00円
- 配当性向: 0.00%
自社株買いなどの株主還元策:
- 詳細な情報が提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い):
- 直近10日間の株価は横ばいから下降傾向です。
株価への影響を与える要因:
- 不適切な売上等の訂正やエンジニアリング事業の売上原価過大計上の訂正などによる信頼性への影響。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
- 東京衡機は、試験機事業が主力で、業界トップレベルの品揃えを強みとしていますが、売上と利益の減少が懸念されます。エンジニアリング事業も売上と利益が減少しています。株価は安値圏に位置し、PERは高めに設定されています。財務面では売上と利益が赤字、ROEとROAは低水準です。配当は行われていません。投資家への関心は低めです。全体的に、事業の持続可能性と財務健全性に課題があると評価できます。
企業情報
銘柄コード | 7719 |
企業名 | 東京衡機 |
URL | http://www.tksnet.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
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