1. 企業情報
企業名: ODKソリューションズ
概要: ODKソリューションズは、日本の情報処理アウトソーシングサービスを提供する企業です。主な事業は大学入試関連のBPO、教育Webサービス、システムサービス、個別番号収集・管理システムの開発・販売、ソフトウェア開発・販売、情報提供サービス、医療機関向けの臨床検査システムの運営などです。学研HDが筆頭株主です。
事業内容:
- システム運用: 94%
- システム開発・保守: 5%
- 機械販売: 1%
設立年月日: 1963年4月1日
代表者名: 勝根 秀和
従業員数: 203人
平均年齢: 40.9歳
平均年収: 6,330千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
- 競争優位性: 教育分野、特に大学入試関連サービスに強みを持つ。学研HDの支援を受けている。
- 課題: 業界の成長が鈍い中、新たな成長分野の開拓が求められる。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 中期経営計画（2025年3月期～2027年3月期）の基本方針に「ODKグループ拡大」を掲げ、「新事業ポートフォリオの推進」「グループシナジーの具体化」「M&A・アライアンスの推進」を重点課題としている。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- NINJAPAN株式会社を子会社化し、大学受験から就職活動までシームレスなキャリア形成支援サービスの展開を目指す。
- 「専門性の強化による新たな価値の創造」を基本方針に、「個別収益管理の深化」「ターゲット市場の拡大」「個人の価値最大化に向けた研究開発成果の活用」を重点課題としている。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
- 情報サービス業界のDX、AIへの投資が増加している中、自社のシステムサービスや教育関連サービスが市場ニーズに適応している。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- 技術革新については詳細な情報が提供されていないが、システム開発・保守サービスが主力。
収益を牽引している製品やサービス:
- 大学入試関連のBPO、教育Webサービス、システムサービスが主力。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 41.75
- BPS（実績）: 703.25
- PER（会社予想）: 13.51倍
- 現在の株価: 564.0円
現在の株価はPERに基づいて割安評価されている。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均線: 560.62円
- 200日移動平均線: 573.97円
現在の株価は200日MAを下回っており、下降トレンドにある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 過去12か月で6.19B円、前年比11.80%増
- 利益: 営業利益 -447百万円（第3四半期累計）、経常利益 -397百万円（第3四半期累計）、親会社株主に帰属する四半期純損失321百万円（第3四半期累計）
- ROE（実績）: 2.80%
- ROA（実績）: 3.39%
過去数年分の比較では、売上高は増加傾向だが、利益は赤字が続いている。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 1.77%
- 配当性向: 38.55%
安定した配当性向を維持している。
自社株買いなどの株主還元策:
- 詳細な情報が提供されていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価は横ばいからわずかな上昇傾向。
株価への影響を与える要因:
- 業績予想の見通し、市場動向、競合他社との比較情報が不足している。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
- ODKソリューションズは教育分野に強みを持つ情報サービス企業で、学研HDの支援を受けている。中期経営計画で新事業の推進とグループシナジーの強化を目指している。しかし、株価は200日MAを下回っており、下降トレンドにある。財務面では売上は増加しているが、利益は赤字が続いている。配当性向は安定しており、株主還元は継続している。全体的に、成長性はあるものの、利益の改善が求められる状況である。
企業情報
| 銘柄コード | 3839 |
| 企業名 | ODKソリューションズ |
| URL | http://www.odk.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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