企業情報
- 企業名: オリジン株式会社
- 概要: オリジンは、電源機器、半導体デバイス、精密機械部品、樹脂塗料を製造・販売する日本の企業です。主要事業はエレクトロニクス、メカトロニクス、ケミトロニクス、コンポーネントの4つに分かれており、特に産業用電源機器製造で発祥しています。
- 事業内容:
- エレクトロニクス: 産業用電源、医療用電源、通信用電源、モビリティ関連の電源製品
- メカトロニクス: コンデンサー型溶接機、液体ボンディングシステム
- ケミトロニクス: 樹脂塗料
- コンポーネント: 精密機械部品
- 設立年月日: 1938年5月1日
- 代表者名: 稲葉英樹
- 従業員数: 1,030人
- 住所: 〒338-0823 さいたま市桜区栄和3-3-27
業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 産業用電源機器の製造において高い技術力を持ち、特に通信用電源とモビリティ関連の製品で市場シェアを高めています。
- 課題: メカトロニクス事業では中国向け市場の減速や光学レンズ貼合装置の低調が課題となっています。
経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 中期経営計画の詳細は明らかにされていませんが、各セグメントの売上動向と戦略的方向性を示しています。
- 中期経営計画: 具体的な施策や重点分野に関する詳細は提供されていません。
事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 多角化による収益モデルを採用しており、エレクトロニクス、メカトロニクス、ケミトロニクス、コンポーネントの各事業で収益を生み出しています。
- 市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、モビリティ関連や通信用電源の強化に注力しています。
技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新については詳細な情報が提供されていません。
- 主力製品: 産業用電源、半導体製造装置用電源、精密機械部品などが主力製品となっています。
株価の評価
- EPS（会社予想）: 36.75円
- BPS（実績）: 4,421.97円
- PER（会社予想）: 31.10倍
- PBR（実績）: 0.26倍
- 株価との比較: 現在の株価1,143円に対して、PER 31.10倍は業界平均PER 12.9倍と比較して高めです。
テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1,138円から1,147円の間で推移しており、50日移動平均線1,134.02円、200日移動平均線1,197.47円を下回っています。
- 高値圏か安値圏か: 現在の株価は安値圏に位置しています。
財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で277.7億円（前年比-9.10%）
- 利益: 営業利益-583百万円、経常利益514百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益86百万円
- ROE（実績）: -6.09%
- ROA（実績）: 0.07%
- キャッシュフロー: 総キャッシュ77.9億円、総負債19.8億円、総資産47.6億円
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.50%
- 年間配当予想: 40円（2025年3月期予想）
- 配当性向: 65.89%
- 自社株買い: 自己株式保有数1,379,738株（自己株式保有割合18.73%）
株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で1,138円から1,147円の間で推移しており、上昇傾向にあります。
- 影響を与える要因: 市場動向、業績予想、競合他社との比較などが株価に影響を与える可能性があります。
総評
オリジンは産業用電源機器、半導体デバイス、精密機械部品、樹脂塗料を製造する多角化企業です。技術革新と市場ニーズへの適応力により、特に通信用電源とモビリティ関連の製品で高い市場シェアを有しています。しかし、メカトロニクス事業の課題や市場動向によるリスクも考慮する必要があります。株価は安値圏に位置しており、中長期的な成長性と株主還元が見込まれる一方で、市場の不確実性に注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 6513 |
| 企業名 | オリジン |
| URL | https://www.origin.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
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