1. 企業情報
企業名: 三東工業社（Santo Co.,Ltd.）
概要: 三東工業社は日本の建設請負業者で、主に滋賀県内で土木および建築工事を請け負っています。主な事業分野は土木工事（ダム・河川・道路建設など）、建築工事（ホテル・オフィスビル・工場など）、環境開発事業（環境計画・研究・設計など）です。さらに、不動産の販売・賃貸・管理も手がけています。
事業内容:
- 連結事業: 土木59(6)、建築41(-3)、環境開発0(37)（2024.6）
設立年月日: 1954年7月21日
本社所在地: 〒520-3022 滋賀県栗東市上鈎480
代表者名: 奥田 克実
従業員数: 117人
平均年齢: 46.3歳
平均年収: 7,440千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: 滋賀県内で土木工事の首位であり、官公需の土木から民間建築へと事業の軸足を移しています。県内資源の活用に意欲的です。
市場シェア: 売上高の8割強が滋賀県内の建設会社からであり、県内市場で強い地位を占めています。
競争優位性や課題:
- 競争優位性: 地中技術に定評があり、地域密着型の事業展開により地元企業との強い関係を築いています。
- 課題: 国内経済の不安定性や、建設業界の景気変動に対する影響を受けやすい。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 官公需の土木から民間建築へ事業の軸足を移し、県内資源の活用に意欲的です。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 具体的な中期経営計画の詳細は提供されていませんが、民間建築への事業拡大と地域資源の活用が重点となっています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 土木および建築工事の請負事業であり、市場ニーズの変化に柔軟に対応できる事業モデルを持っています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 技術開発の詳細は提供されていませんが、地中技術に定評があるとされています。
収益を牽引している製品やサービス: 土木および建築工事の請負が主力事業です。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算:
- EPS（会社予想）: 322.18
- BPS（実績）: 5,176.47
現在の株価との比較: 株価は4,100円で、BPS（5,176.47）を考慮すると、EPSがBPSを下回っています。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は、4,000円から4,100円の間で推移しており、高値圏に近い水準です。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上（過去12か月）: 6.92B
- 利益率（過去12か月）: 1.27%
- ROE（過去12か月）: 3.00%
- ROA（過去12か月）: 1.66%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 156M
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する: 売上高は減少傾向にあり、利益率も低下しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 1.71%
- 配当性向: 49.31%
自社株買いなどの株主還元策: 詳細は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間で株価は上昇傾向にあり、特に3月14日から3月21日にかけて上昇しました。
株価への影響を与える要因: 業績予想の変更や市場動向、競合状況などが影響を与える可能性があります。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
三東工業社は滋賀県内で強い地位を占める建設請負業者です。土木および建築工事が主力事業であり、地域資源の活用に意欲的です。しかし、売上高と利益率の減少傾向が続いており、市場の不安定性に影響を受けやすい面があります。株価は高値圏に近い水準で、EPSがBPSを下回っており、配当性向も高めです。投資判断には慎重さが必要ですが、地域密着型の事業モデルは持続可能性を示唆しています。
企業情報
| 銘柄コード | 1788 |
| 企業名 | 三東工業社 |
| URL | http://www.santo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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