1. 企業情報
企業名: 株式会社アサックス
概要: 不動産担保ローン専業大手。首都圏を中心に展開し、独自のノウハウで低貸倒率を実現。居住用不動産を担保に事業性ローンを提供し、独特のノウハウで貸倒率が低い。不動産賃貸事業も行う。
事業内容: 不動産担保ローン、不動産ブリッジローン、購入・建設ローン、不動産代理店向けローン、クレジット保証、不動産賃貸・販売
設立年月日: 1969年7月9日
代表者名: 草間 雄介
住所: 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-3-14
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 金融（除く銀行）
33業種区分: その他金融業
Industry: Mortgage Finance
Sector: Financial Services
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
– 競争優位性: 独自のノウハウによる低貸倒率、首都圏での強いプレゼンス、多様なローンサービス提供
– 課題: 不動産市場の変動による収益の不安定性、競合他社との価格競争
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
– 不動産担保ローン事業の拡大とサービスの多様化
– 低貸倒率の維持とリスク管理
– 不動産賃貸事業の成長
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– ローンサービスの拡充と新規顧客の獲得
– テクノロジーの導入による業務効率化
– 不動産市場の動向に応じたリスク管理
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
– 不動産担保ローンの安定した収益モデル
– 市場ニーズの変化に対応したローンサービスの提供
– 不動産市場の変動に対応したリスク管理システム
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
– テクノロジーの導入による業務効率化
– ローン審査プロセスの自動化と精度向上
収益を牽引している製品やサービス:
– 不動産担保ローン
– 不動産賃貸サービス
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
– EPS（会社予想）: 98.68円
– BPS（実績）: 1,464.79円
– PER（会社予想）: 7.66倍
– PBR（実績）: 0.52倍
現在の株価 (756円) と比較すると、PERは低い水準に位置している。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 直近10日間の株価推移を見ると、株価は733円から764円の間で変動しており、50日移動平均線 (718.06円) よりやや高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高: 過去12か月で7.38B円（前年比16.8%増）
– 利益: 営業利益 4,746.921百万円、経常利益 4,027百万円、純利益 3,289.17百万円
– ROE（過去12か月）: 8.04%
– ROA（過去12か月）: 2.96%
– キャッシュフロー: 総資産 4.16B円、総負債 64.47B円、総資本比率 133.47%
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
– 売上高、利益は増加傾向にあり、ROE、ROAも健全な水準を維持している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 2.65%
– 1株配当（会社予想）: 20.00円
– 配当性向: 21.96%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自社株買いは行っていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間で株価は733円から756円の間で変動しており、上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因:
– 不動産市場の動向、競合他社との競争、業績予測の変更
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
– 株式会社アサックスは、不動産担保ローン事業において競争優位性を持ち、独自のノウハウで低貸倒率を実現している。中期経営計画では、ローンサービスの拡充とテクノロジーの導入による業務効率化を掲げている。財務面では、売上高、利益が増加傾向にあり、ROE、ROAも健全な水準を維持している。株価は50日移動平均線よりやや高値圏に位置しており、投資家関心も高まっている。配当利回りは業界平均を下回るが、株主還元は健全に進められている。全体的に、アサックスは健全な成長と株主還元を両立させている企業である。
企業情報
| 銘柄コード | 8772 |
| 企業名 | アサックス |
| URL | http://www.asax.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – その他金融業 |
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