1. 企業情報
企業名: ラサ商事株式会社
概要: ラサ商事は、資源、金属素材、産業機械、建設機械、環境設備、化成品、不動産賃貸などを事業とする日本の商社です。主に日本、中国、韓国、台湾、オーストラリアに事業を展開しています。特にジルコンの取扱量は首位であり、製鉄所向けのリサイクル設備も供給しています。
事業内容:
– 資源・金属素材
– 産機・建機
– 環境設備
– プラント・設備工事
– 化成品
– 不動産賃貸
設立年月日: 1939年1月10日
代表者名: 井村 周一
従業員数: 261人
住所: 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-11-5 RASA日本橋ビルディング
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
– ジルコンの取扱量が首位
– リサイクル設備の供給
課題:
– 世界的な政治情勢やエネルギー・原材料価格の変動に対する影響を受けやすい
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン:
– 新中期経営計画「“Resilience" Rasa 2024 ~再生から飛躍へ~」のもと、持続的な企業価値向上を目指す。
中期経営計画の具体的な施策:
– グループ・ガバナンスの確立
– 持続的な企業価値向上
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
– 資源、金属素材、産業機械、環境設備、化成品、不動産賃貸の販売
市場ニーズへの適応力:
– 市場動向に応じた適応力は高く、特にジルコンの需要は安定している
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
– リサイクル設備の技術革新
収益を牽引している製品やサービス:
– ジルコン、リサイクル設備
6. 株価の評価
EPS(会社予想): 172.91
BPS(実績): 1,949.07
PER(会社予想): 8.95倍
PBR(実績): 0.79倍
現在の株価との比較:
– 株価: 1,547円
– EPS: 172.91円
– PER: 8.95倍
7. テクニカル分析
株価推移:
– 直近10日間の株価は1,533円から1,554円の間で変動
– 50日移動平均線: 1,462.04円
– 200日移動平均線: 1,503.81円
現在の株価の高値圏か安値圏か:
– 50日移動平均線を上回っており、中長期的には上昇トレンドにある
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標:
– 売上高: 27,916百万円
– 利益率: 8.59%
– 営業利益率: 10.61%
– ROE: 9.61%
– ROA: 5.33%
– キャッシュフロー: 4.08B円
過去数年分の傾向:
– 売上高は減少傾向にあるが、利益率は安定している
9. 株主還元と配当方針
配当利回り: 4.40%
配当性向: 39.08%
自社株買い: 自己株式の取得(360,000株、6億45百万円)
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向:
– 直近10日間で1,533円から1,554円の間で変動
株価への影響を与える要因:
– 世界的な政治情勢、エネルギー・原材料価格、中国経済、米国大統領選、各国金融政策の変更など
11. 総評
各分析結果の簡潔なまとめ:
– ラサ商事は資源、金属素材、産業機械、環境設備、化成品、不動産賃貸を事業とする商社で、特にジルコンの取扱量が首位である。
– 業界内での競争優位性はジルコンの取扱量とリサイクル設備の供給にあるが、世界的な政治情勢やエネルギー・原材料価格の変動に影響を受けやすい。
– 経営陣は持続的な企業価値向上を目指し、グループ・ガバナンスの確立に取り組んでいる。
– 事業モデルは持続可能で、市場ニーズへの適応力も高い。
– 技術革新はリサイクル設備に集中しており、ジルコンとリサイクル設備が収益を牽引している。
– 株価は中長期的に上昇トレンドにあり、PERは業界平均より低い。
– 財務状況は健全で、ROEとROAは好調。
– 株主還元は積極的で、配当利回りは4.40%、配当性向は39.08%。
– 株価モメンタムは上昇傾向で、影響を与える要因は世界的な政治情勢やエネルギー・原材料価格など。
全体的な見解:
ラサ商事は安定した収益基盤と持続可能な事業モデルを持ち、特にジルコンとリサイクル設備が強みである。株価は中長期的に上昇トレンドにあり、財務状況も健全である。投資家にとっては、配当利回りも魅力的である。ただし、世界的な政治情勢やエネルギー・原材料価格の変動に注意が必要である。
企業情報
銘柄コード | 3023 |
企業名 | ラサ商事 |
URL | http://www.rasaco.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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