1. 企業情報
- 企業名: 株式会社ダイセキ
- 本社所在地: 名古屋市港区船見町1-86
- 代表者名: 山本 哲也
- 設立年月日: 1958年10月1日
- 従業員数: 1,243人
- 事業内容: ダイセキは日本国内で産業廃棄物の処理や資源リサイクルを行う企業です。主な事業には、汚染土壌の調査・浄化、廃プラスチックや廃油の処理、鉛のリサイクル、機械設備の洗浄などがあります。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: ダイセキは産業廃棄物処理の大手企業であり、特に廃油・汚泥の処理に強みを持っています。環境関連事業において、リサイクル技術の向上や新規取引先の獲得により市場シェアを拡大しています。
- 課題: エネルギー価格や原材料価格の高騰、人件費の上昇が事業運営に影響を与える可能性があります。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 環境創造企業として「限られた資源を活かして使う」ことを重視し、持続可能な社会の実現を目指しています。
- 中期経営計画の具体的施策: 新規工場取引の獲得によるシェアアップやリサイクル燃料の出荷拡大を計画しています。また、土壌汚染処理関連事業の強化も図っています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に産業廃棄物処理とリサイクル事業から収益を得ています。市場ニーズの変化に対応するため、技術革新や新規事業の開拓を進めています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: リサイクル技術の向上に注力しており、特に鉛リサイクル事業においては円安による鉛相場の高止まりが追い風となっています。
- 主力製品・サービス: 廃油・廃プラスチックの処理、鉛リサイクル、機械設備の洗浄サービスなどが収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 193.16円
- BPS（実績）: 1,709.75円
- PER（会社予想）: 19.96倍（業界平均17.0倍）
- PBR（実績）: 2.25倍（業界平均1.8倍）
7. テクニカル分析
- 株価推移: 現在の株価は3,855円で、年初来高値4,485円、年初来安値2,868円の間に位置しています。50日移動平均は3,777.20円、200日移動平均は3,723.93円で、株価は移動平均を上回っています。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 65,630百万円
- 営業利益（過去12か月）: 14,395百万円
- 純利益（過去12か月）: 9,565百万円
- ROE（実績）: 12.05%
- ROA（過去12か月）: 8.06%
- 自己資本比率（実績）: 74.2%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.87%
- 1株配当（会社予想）: 72.00円
- 配当性向: 34.57%
- 自社株買い: 自己株式の取得を進めており、株主還元を強化しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動傾向: 最近の株価は上昇傾向にあり、直近の高値圏にあります。出来高も安定しており、投資家の関心が高いことが伺えます。
11. 総評
株式会社ダイセキは、産業廃棄物処理とリサイクル事業において強みを持つ企業であり、環境関連事業に特化したビジネスモデルを展開しています。技術革新や新規取引先の獲得を通じて市場シェアを拡大しており、持続可能な社会の実現に貢献しています。財務状況は健全であり、株主還元策も積極的に行っています。株価は現在高値圏にあり、投資家の関心が高まっている状況です。
企業情報
| 銘柄コード | 9793 |
| 企業名 | ダイセキ |
| URL | http://www.daiseki.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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