1. 企業情報
- 企業名: トーホー株式会社
- 設立: 1947年10月
- 所在地: 神戸市東灘区向洋町西5-9
- 代表者: 古賀 裕之
- 事業内容: トーホーは日本国内で食品卸売、キャッシュアンドキャリー、スーパーマーケット事業を展開しています。業務用食品の開発、調達、販売、コーヒーの製造、商業用調理機器の輸入・販売なども行っています。近年、食品スーパー事業からは撤退しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- トーホーは西日本を基盤とする業務用食品卸売の最大手であり、特に外食産業向けに強みを持っています。
- 業界内での競争優位性は、広範な商品ラインナップと地域密着型のサービスにありますが、物流費や人手不足などの課題も抱えています。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン: 「SHIFT-UP 2027」の中期経営計画を掲げ、既存得意先の深耕と新規得意先の開拓を進めています。
- 重点分野: ディストリビューター事業のシェア拡大、新商品の開発、グループシナジーの発揮を目指しています。
4. 事業モデルの持続可能性
- トーホーの収益モデルは、業務用食品の卸売とキャッシュアンドキャリーが中心です。市場ニーズの変化への適応力は、商品開発力と地域密着型の営業活動に依存しています。
5. 技術革新と主力製品
- 主力製品は業務用食品であり、特に外食産業向けの商材が収益を牽引しています。技術開発の独自性よりも、商品ラインナップの広さと供給能力が競争力の源泉です。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 436.95円
- BPS（実績）: 2,857.14円
- PER（会社予想）: 8.06倍（業界平均12.1倍）
- PBR（実績）: 1.23倍（業界平均1.0倍）
- 現在の株価は業界平均と比較して割安感があります。
7. テクニカル分析
- 株価は直近で3,520円となっており、年初来高値3,975円に対してやや低い位置にあります。50日移動平均3,827.52円、200日移動平均2,939.39円と比較しても、やや高値圏にあります。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 246,465百万円（前年比0.6%増）
- 営業利益: 7,496百万円（前年比4.1%減）
- 純利益: 4,485百万円（前年比24.4%増）
- ROE: 15.48%
- ROA: 8.62%
- 売上高は微増しているものの、営業利益は減少しています。純利益は増加傾向にあります。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 4.26%
- 1株配当（会社予想）: 150.00円
- 配当性向: 29.98%
- 配当利回りは高く、株主還元に積極的な姿勢が見られます。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価は直近で上昇傾向にあり、特に3月14日以降の上昇が顕著です。投資家の関心が高まっている可能性があります。
11. 総評
トーホー株式会社は、西日本を基盤とする業務用食品卸売の大手企業であり、特に外食産業向けに強みを持っています。業績は堅調で、特に純利益の増加が目立ちます。株価は業界平均と比較して割安感があり、配当利回りも高い水準にあります。今後の業績予想も増加傾向にあり、引き続き注目される企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 8142 |
| 企業名 | トーホー |
| URL | https://www.to-ho.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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