決算説明：アストロスケールホールディングス（186A）

2025年4月期 第3四半期決算説明資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社アストロスケールホールディングス
  • 主要事業分野: 宇宙デブリ除去、軌道上サービス
  • 代表者名: 岡田光信
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年3月14日
  • 参加対象: 個人投資家向け
• 説明者:
• 報告期間: 2025年4月期第3四半期
• セグメント:

業績サマリー

• 主要指標:
  • 受注高: 22,242百万円（前年同期比237.3%増）
  • プロジェクト収益: 3,709百万円（前年同期比38.4%増）
  • 営業利益: (15,683)百万円
  • 現預金: 23,664百万円
• 進捗状況:
  • 上場時に想定していた案件は、LEXI-Pを除き全て契約獲得・選定済み。
  • CAT-IODフェーズA (欧州宇宙機関のADRミッション)の契約を獲得し、政府系ミッションの更なる成長の基盤を形成。
  • 英BAE Systems及び日本防衛省案件の受注獲得により防衛関連の契約が増加。日本/米国/英国において、防衛案件ポートフォリオを拡充。
• セグメント別状況:

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 堅調な受注残高、売上総利益の損益分岐達成、営業損失及びキャッシュ・フローの上振れ。
  • LEXI-Pの契約状況について注視。
• 増減要因:
  • 新規補助金案件による増加 (APS-R、ISSA-J1)。
  • ADRAS-J、ELSA-Mフェーズ3及びCOSMICフェーズBの減収による一時的な減少。
  • ELSA-Mフェーズ4に係る受注損失引当金繰入額32億円計上(Q1)による一過性の増加。
  • 補助金案件の開発費用 (APS-R、ISSA-J1)及び未受注案件の先行開発費用(LEXI-P等)の開発進捗による増加。
  • 人件費及びIPO関連費用の増加。
• 競争環境:
• リスク要因:
  • LEXI-Pの契約時期の遅延。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 防衛関連ビジネスを成長ドライバーとする。
  • グローバルなデブリ除去の枠組みを提唱。
• 進行中の施策:
  • CAT-IODミッションを通じて、将来の政府系案件機会を確保。
  • 軌道上のドッキングプレート搭載衛星数を着実に増加。
  • 商業デブリ除去実証(CRD2) フェーズ1(ミッション: ADRAS-J)契約完了。
• セグメント別施策:
  • 防衛関連ビジネスの強化:
    • 燃料補給: 防衛機関が衛星の燃料残量を制約とせずに衛星を自由に移動させることを可能とする。
    • 点検・観測: 防衛機関が軌道上での直接観測を通じて得た高精度データを活用し、軌道上の脅威を把握することを可能とする。

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 2025年4月期通期業績予想に対する修正無し。
  • プロジェクト収益: 12,000百万円（前年比157.1%増）
  • 売上収益 (IFRS): 8,000百万円（前年比180.4%増）
  • 売上総利益: 0百万円
  • 営業利益: (17,000)百万円
  • 当期損益: (18,500)百万円
• 中長期計画:
  • 2030年までに日常的な運用、2035年までに宇宙インフラとして確立することを目指す。
• マクロ経済の影響:
  • 為替レート（1ドル=140.00円、1ユーロ=150.00円、1ポンド=175.00円）

製品やサービス

• 製品:
  • ドッキングプレート
• サービス:
  • デブリ除去
  • 軌道上サービス (燃料補給、点検・観測)
• 協業・提携:
  • GMV (Return CAptureペイロードベイ「CAT」というドッキングメカニズムを担当)
  • Rocket Lab
  • SpaceX
  • 三菱電機

重要な注記

• リスク要因:
  • LEXI-Pの契約時期の遅延。
• その他:
  • INCJによる当社株式売却に関する補足説明資料を開示。
  • 事業説明会を開催。
  • 経済界大賞受賞。
  • 積極的なメディア露出。

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