1. 企業情報
- 企業名: 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
- 事業内容: 日本国内で証券業を営む企業。外国株式、外国債券、ストラクチャードボンド、デリバティブ商品を提供し、投資信託サービス、IPOや公募増資、M&Aなどの投資銀行業務を展開。対面営業を主体とし、富裕層向け営業に注力。中部地区を基盤とし、有力地銀との提携を推進。
- 設立: 1929年6月19日
- 従業員数: 2,743人
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 業種: 証券、商品先物取引業
- 所在地: 東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋高島屋三井ビルディング
2. 業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性: 中部地区を基盤とし、地銀との提携を通じた地域密着型の営業戦略が強み。
- 課題: 国内外の市場環境の変動に影響を受けやすい。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン・戦略: 中期経営計画「“Beyond Our Limits” ~異次元への挑戦」を掲げ、業務拡大を図る。
- 重点分野: 富裕層向け営業の強化と地銀との提携による地域密着型の営業。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 手数料収入とトレーディング損益が主な収益源。
- 市場ニーズへの適応力: 地域密着型の営業と富裕層向けサービスの強化により、安定した収益基盤を構築。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 特筆すべき技術革新は記載なし。
- 主力製品・サービス: 証券取引サービス、投資信託、M&Aアドバイザリー。
6. 株価の評価
- PBR: 0.67倍（業界平均1.0倍より低い）
- BPS: 721.34円
- 株価: 484.0円
- PBRから見ると、株価は割安と判断される可能性がある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 年初来高値529円、年初来安値477円。現在の株価は484円で安値圏に近い。
- 移動平均線: 50日平均503.66円、200日平均508.69円。短期・中期的には下落傾向。
8. 財務諸表分析
- 売上: 89,201百万円（過去12か月）
- 営業利益: 15,308百万円
- 純利益: 10,189百万円
- ROE: 5.84%
- 自己資本比率: 12.8%
- 財務状況は安定しているが、ROEは業界平均と比較して低め。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 5.79%
- 1株配当: 28.00円
- 配当性向: 55.48%
- 高い配当利回りで株主還元を重視している。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動傾向: 最近の株価は下落傾向にあり、年初来安値に近い。
- 影響要因: 市場環境の変動や業績予想の未開示が影響。
11. 総評
東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、中部地区を基盤とした地域密着型の営業戦略と富裕層向けサービスを強化し、安定した収益基盤を構築しています。株価はPBRの観点から割安と見られる可能性がありますが、ROEは業界平均と比較して低めであり、今後の業績改善が期待されます。高い配当利回りを提供しており、株主還元を重視した姿勢が見られます。市場環境の変動に影響を受けやすい点は注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 8616 |
| 企業名 | 東海東京フィナンシャル・ホールディングス |
| URL | http://www.tokaitokyo-fh.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – 証券、商品先物取引業 |
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