1. 企業情報
- 企業名: テラスカイ (TerraSky Co.,Ltd.)
- 事業内容: テラスカイはクラウド製品およびソリューションを提供しており、特にSalesforceやAWSの導入・運用支援に強みを持っています。また、クラウドコンサルティングや開発支援ツールの提供も行っています。
- 設立年月日: 2006年3月9日
- 本社所在地: 東京都中央区日本橋2-11-2
- 従業員数: 1,455人
- 市場区分: プライム（内国株式）
2. 業界のポジションと市場シェア
テラスカイはクラウドインテグレーションサービスを中心に事業を展開しており、特に大企業向けのサービスに強みを持っています。SalesforceやAWSとの提携を活かし、競争優位性を築いていますが、クラウドサービス市場の競争は激化しており、技術革新やサービスの差別化が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
テラスカイはクラウドサービスの普及を背景に、SalesforceやAWSを活用したソリューションの拡充を図っています。中期経営計画では、デジタルトランスフォーメーションの推進や新たなクラウドサービスの提供を重点施策としています。
4. 事業モデルの持続可能性
テラスカイの収益モデルはクラウドサービスの導入支援と運用サポートに基づいており、クラウド市場の成長に伴い持続可能性は高いと考えられます。しかし、技術の進化や市場ニーズの変化に迅速に対応する必要があります。
5. 技術革新と主力製品
テラスカイはSalesforceやAWSとの連携を強化し、クラウドインテグレーションサービスを提供しています。主力製品には、DataSpider CloudやSkyVisual Editorなどがあり、これらが収益の柱となっています。
6. 株価の評価
- EPS (過去12か月): 42.86
- BPS (直近四半期): 811.83
- PER: 現在の株価2,033円に対して、業界平均PER23.2を用いると、理論株価は約993円となります。
- PBR: 現在の株価2,033円に対して、業界平均PBR2.3を用いると、理論株価は約1,867円となります。
7. テクニカル分析
過去10日間の株価推移を見ると、3月18日の2,274円から4月1日の2,033円まで下落しており、短期的には下降トレンドにあります。ただし、52週高値2,800円、安値1,353円に対しては中間値付近に位置しています。
8. 財務諸表分析
- 売上高 (過去12か月): 22,129,691千円
- 営業利益 (過去12か月): 912,838千円
- 純利益 (過去12か月): 552,275千円
- ROE (過去12か月): 7.32%
- ROA (過去12か月): 4.20%
売上高は順調に成長しており、営業利益も増加傾向にあります。ROEおよびROAは業界平均と比較して良好です。
9. 株主還元と配当方針
テラスカイは現在、配当を行っておらず、配当性向も0%です。株主還元策としては、自社株買いなどの具体的な施策は見られません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は下降傾向にありますが、クラウド市場の成長や新製品の開発が投資家の関心を引き続き集める可能性があります。株式の56.24%がインサイダーによって保有されており、安定した株主構成が見られます。
11. 総評
テラスカイはクラウドサービス市場での成長を背景に、売上と利益を順調に伸ばしています。競争が激化する中、技術革新やサービスの差別化が重要な課題となっています。株価は短期的に下降傾向にありますが、長期的には成長余地があると考えられます。
企業情報
| 銘柄コード | 3915 |
| 企業名 | テラスカイ |
| URL | http://www.terrasky.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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