1. 企業情報
- 企業名: 日本空港ビルデング株式会社
- 事業内容: 主に日本国内の旅客ターミナルビルの管理を行い、施設管理運営業、物品販売業、飲食業の3つのセグメントで事業を展開。羽田空港の国内・国際ターミナルビルの賃貸・管理、免税店の運営、飲食店の運営、機内食の製造・販売などを手掛ける。
- 設立: 1953年7月20日
- 所在地: 東京都大田区羽田空港3-3-2 第1旅客ターミナルビル
- 従業員数: 2,660人
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 羽田空港の主要なターミナルビルの管理運営を行っており、国内外の旅客数の増加に伴い安定した収益を確保。免税店の運営も行い、国際線の旅客数増加が収益を押し上げている。
- 課題: 国際情勢や経済状況の変動により、旅客数や消費動向が影響を受ける可能性がある。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: 中期経営計画に基づき、ターミナル運用の拡大や国際線売店の売上増加を目指す。
- 重点分野: 施設管理運営業と物品販売業が主要な収益源であり、これらの強化を図る。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 旅客ターミナルビルの賃貸収入、免税店の売上、飲食店の運営が主な収益源。
- 市場ニーズの変化への適応力: 国際線の旅客数増加に対応した免税店の運営強化や、飲食業の拡大が見込まれる。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性: 特筆すべき技術革新はないが、効率的なターミナル運営と顧客サービスの向上に注力。
- 収益を牽引している製品やサービス: 免税店の売上と施設管理運営業が主要な収益源。
6. 株価の評価
- EPS: 206.75円（過去12か月）
- BPS: 1920.13円（直近四半期）
- 株価: 3997.0円
- PER: 約19.33（業界平均PER: 13.6）
- PBR: 約2.08（業界平均PBR: 1.6）
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は52週安値圏に近い水準で推移。50日移動平均（4602.60円）および200日移動平均（5050.32円）を下回っている。
8. 財務諸表分析
- 売上: 217,577百万円（過去12か月）
- 営業利益: 29,718百万円
- 純利益: 19,255百万円
- ROE: 19.85%
- ROA: 5.18%
- キャッシュフロー: 総現金92.82B円、総負債215.11B円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 1.78%（トレーリング）
- 配当性向: 28.03%
- 自社株買い: 情報なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 株価は下降傾向にあり、直近の出来高は増加傾向。
- 株価への影響を与える要因: 国際線旅客数の動向や経済情勢が影響を与える可能性がある。
11. 総評
日本空港ビルデングは、羽田空港の主要ターミナルビルの運営を通じて安定した収益を上げており、特に国際線の旅客数増加に伴う免税店の売上増加が収益を押し上げています。財務状況は堅調であり、ROEやROAも良好です。しかし、株価は52週安値圏にあり、今後の経済状況や国際情勢の変動に注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 9706 |
| 企業名 | 日本空港ビルデング |
| URL | https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/company/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
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