1. 企業情報
- 事業内容: 静岡銀行を中核とする金融持株会社で、銀行業務、リース業務を展開。預金、貸出、有価証券運用、リースなど幅広い金融サービスを提供。関連会社にはマネックスGなど。
- 特徴: 静岡県を地盤とする地銀上位行。地銀の中でも高い収益力を誇る。
2. 業界のポジションと市場シェア
- ポジション: 地銀上位行として、安定した基盤を持つ。
- 競争優位性: 静岡県という強固な地盤、地銀の中でも高い収益力。
- 課題: 金融業界全体の競争激化、低金利環境、FinTechの台頭など。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営戦略: 業務範囲の拡大、収益力の強化。
- 中期経営計画: 詳細な情報は開示されていませんが、地域経済への貢献、デジタル化推進などが考えられます。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 貸出金利息、有価証券運用益、手数料収入など。
- 市場ニーズへの適応力: デジタル化への対応、多様な金融商品の提供など、変化への対応が求められる。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発: 金融サービスのデジタル化、FinTechとの連携などが重要。
- 主力製品/サービス: 預金、融資、リース、資産運用など。
6. 株価の評価
- PER（会社予想）: 10.46倍（業界平均10.7）
- PBR（実績）: 0.63倍（業界平均0.4）
- EPS（会社予想）: 133.01円
- BPS（実績）: 2,219.85円
- 評価: PER、PBRともに業界平均と同等かやや良好。
7. テクニカル分析
- 株価推移:
- 直近の株価は1391.5円。
- 年初来高値1788円、年初来安値1291円。
- 50日移動平均1520.56円、200日移動平均1382.12円。
- 直近10日間の株価は、3月27日の高値1788円から下落傾向にあり、4月4日は1391.5円まで下落。
- 200日移動平均線を上回っている。
- 判断: 短期的な調整局面にあると見られるが、200日移動平均線がサポートラインとして機能する可能性もある。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 2024年3月期は229,811百万円、2023年3月期は208,068百万円。増収傾向。
- 純利益: 2024年3月期は57,760百万円、2023年3月期は52,397百万円。増益傾向。
- ROE（実績）: 4.91%
- ROA（過去12か月）: 0.44%
- 自己資本比率（実績）: 7.4%
- 評価: 収益性は改善傾向。自己資本比率はやや低い。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 4.31%
- 1株配当（会社予想）: 60.00円
- 配当性向: 45.13%
- 株主還元策: 配当を実施。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム: 直近では下落傾向。
- 信用取引: 買残増加、売残減少。信用倍率は15.04倍と高い。
- 株価への影響要因: 金融市場の動向、金利変動、業績発表、自己株買いなど。
11. 総評
静岡フィナンシャルグループは、地銀上位行として安定した基盤を持ち、高い収益力を誇ります。業績は増収増益傾向にあり、配当利回りも魅力的です。
直近の株価は調整局面にあるものの、200日移動平均線がサポートラインとして機能する可能性があります。
今後の株価動向は、金融市場の動向、金利変動、業績発表、自己株買いなどの要因に左右されると考えられます。
企業情報
| 銘柄コード | 5831 |
| 企業名 | しずおかフィナンシャルグループ |
| URL | https://www.shizuoka-fg.co.jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 銀行 – 銀行業 |
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