1. 企業情報
企業名: 東リ株式会社 (東リ)
概要: 東リは、日本の床材、壁材、カーテン、インテリア関連製品の製造・販売を行う総合的なインテリアメーカーです。塩ビ床材、カーペット、カーテン、壁材などの製品を国内外で提供しています。また、インテリア関連のサービスや販売も行っています。
事業内容:
- プロダクト: 35%
- インテリア卸・工事: 65%
設立: 1919年12月1日
代表者: 永嶋 元博
本社: 兵庫県伊丹市
従業員数: 1,912人
株価: 446.0円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: 東リは日本のインテリア市場でトップシェアを誇る企業です。特に塩ビ床材において国内トップのシェアを有しています。
競争優位性: 豊富な製品ラインナップと高い技術力、長年の市場経験が競争優位性となっています。
課題: 海外市場への拡大が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 中期経営計画『SHINKA Plus ONE』を推進中。
重点分野:
- プロダクト事業: 新製品開発、収益性改善
- インテリア卸及び工事事業: 生産性向上、質の高いサービス提供
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 多様な製品ラインナップによる安定した収益と、継続的な新製品開発による市場の変化への適応力。
市場ニーズの変化への適応力: 高品質で機能的な製品の開発により、市場ニーズの変化に対応しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新により、新製品の開発と既存製品の改良に注力しています。
主力製品: 塩ビ床材、カーペット、カーテン、壁材など。
6. 株価の評価
EPS: 61.69円
BPS: 785.67円
現在の株価との比較: 株価は446.0円で、EPSと比較すると割安な水準にあると言えます。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は、461円から446円まで下落していますが、467.82円の50日移動平均線を上回っており、上昇傾向にあります。
8. 財務諸表分析
売上高: 104.31B円（過去12か月）
利益率:
- 利益率: 3.26%
- 営業利益率: 4.20%
- ROE: 7.75%
- ROA: 3.04%
キャッシュフロー:
- 総キャッシュ: 6.2B円
- 総負債: 8.98B円
- 総負債/自己資本比率: 19.49%
過去数年分の傾向: 売上高は増加傾向にあり、利益率も比較的安定しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り: 4.51%
配当性向: 35.66%
自社株買い: 自己株式取得を行っています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向: 直近10日間で株価は下落していますが、上昇トレンドにあり。
影響要因: 業績予想、原材料価格の上昇、中国経済の動向など。
11. 総評
各分析結果のまとめ:
- 企業情報: 東リは日本のインテリア市場でトップシェアを誇る総合的なインテリアメーカーです。
- 業界ポジション: 国内トップシェアを誇り、特に塩ビ床材において強い競争力を持っています。
- 経営戦略: 中期計画『SHINKA Plus ONE』を推進し、新製品開発と生産性向上に注力しています。
- 持続可能性: 多様な製品ラインナップと技術革新により、市場ニーズの変化に適応できる事業モデルを持っています。
- 技術革新: 主力製品の開発と改良により、技術革新に力を入れています。
- 株価評価: 割安な水準にあると評価できます。
- 財務: 売上高と利益率が安定しており、財務状況も良好です。
- 株主還元: 高い配当利回りと適切な配当性向で株主還元に力を入れています。
- 株価モメンタム: 上昇トレンドにあり、投資家関心も高めです。
全体的な見解: 東リは安定した収益と技術革新により、市場で高い競争力を維持しています。株価も割安な水準であり、将来的な成長性が見込める企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 7971 |
| 企業名 | 東リ |
| URL | http://www.toli.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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