1. 企業情報
- 企業名: 芝浦機械株式会社
- 設立: 1949年3月18日
- 所在地: 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル
- 代表者: 坂元 繁友
- 従業員数: 3,009人
- 事業内容: 芝浦機械は、成形機、工作機械、制御機械を中心に製造・販売しています。特に射出成形機やダイカストマシンが主力製品です。また、大型工作機械や産業用ロボットも取り扱っています。
- 市場区分: プライム（内国株式）
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 芝浦機械は、成形機を中心とした製品ラインナップで強固な市場ポジションを持っています。特に射出成形機やダイカストマシンにおいて、国内外での需要が高いです。
- 課題: 中国市場の景気低迷やEV市場の減速が影響を与える可能性があります。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 中期経営計画「中計2026」に基づき、事業ポートフォリオの組み替えやESG経営の推進を目指しています。
- 重点分野: システムエンジニアリング装置の販売強化、直販へのシフト、人材戦略の再構築。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 成形機を中心に安定した収益基盤を持っていますが、中国市場の変動に対するリスクがあります。
- 市場ニーズの変化への適応力: EV市場の減速や部材価格の高止まりに対する対応が必要です。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 成形機における技術革新が進んでおり、特にIoTを活用した製品が注目されています。
- 主力製品: 射出成形機、ダイカストマシン、大型工作機械。
6. 株価の評価
- EPS: 490.86円
- BPS: 5,037.64円
- PER: 6.39倍（業界平均16.6倍）
- PBR: 0.62倍（業界平均1.4倍）
- 現在の株価は3135円で、PERやPBRの観点から割安感があります。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 年初来高値4,000円、年初来安値2,944円。現在の株価は年初来安値に近い水準で推移しています。
- 移動平均線: 50日移動平均3,663.60円、200日移動平均3,677.88円。現在の株価は移動平均線を下回っています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 160,653百万円（2024年3月期）
- 営業利益: 13,620百万円
- 純利益: 17,920百万円
- ROE: 17.85%
- 自己資本比率: 44.1%
- 過去数年で売上高と利益は増加傾向にあります。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 4.47%
- 配当性向: 22.57%
- 自社株買い: 自己株式を保有しており、株主還元を意識しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近の株価は下落傾向にありますが、配当利回りの高さが投資家の関心を引いています。
- 影響要因: 中国市場の動向やEV市場の変化が株価に影響を与える可能性があります。
11. 総評
芝浦機械は、成形機を中心とした強固な事業基盤を持ち、安定した収益を上げています。株価は割安感があり、配当利回りも高いため、投資家にとって魅力的な要素があります。しかし、中国市場の景気低迷やEV市場の変動がリスク要因となるため、今後の市場動向を注視する必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 6104 |
| 企業名 | 芝浦機械 |
| URL | https://www.shibaura-machine.co.jp/jp/index.html |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
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