決算説明：チエル（3933）

2025年3月期 中間期 決算説明資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: チエル株式会社 (銘柄コード 3933)
  • 主要事業分野: 教育ICT事業
  • 代表者名: 代表取締役会長 川居 睦、代表取締役社長 栗田 輝
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2024年12月 (2025年3月期中間期決算説明)
• 報告期間: 2025年3月期中間期
• セグメント:
  • 小中部門
  • 高大部門
  • その他部門

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 前年同期比 +9.7%の2,518百万円
  • 営業利益: 同 ▲13.9%の 234百万円
  • 経常利益: 同 ▲34.0%の 228百万円
  • 純利益: 同 ▲44.7%の 141百万円
  • 前年同期比: 上記参照
• セグメント別状況:
  • 小中部門: 売上高1,007百万円 (+13.5%)、利益133百万円 (▲20.9%)
  • 高大部門: 売上高1,156百万円 (+0.1%)、利益92百万円 (▲8.3%)
  • その他部門: 売上高353百万円 (+40.7%)、利益8百万円 (+229.7%)

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 売上高は増加、利益は減少
• 増減要因:
  • 売上高増加要因: GIGAスクール第2期を背景とした「Tbridge」の需要堅調、教育委員会における統合ID管理システム及び構築が好調、トラストコミュニケーション株式会社の新規連結
  • 営業利益減少要因: M&Aに係る費用、持分法適用の範囲から除外による投資利益の減少、為替差損

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 学校ICT事業を軸に据え、M&Aを交えながら、販売網の強化、構築・保守をワンストップで提供する体制を整備
  • GIGAスクール第2期、DXハイスクールなどを背景に2030年に向けて成長を見込む
• 進行中の施策:
  • 2024年夏に「Tbridge エッジキャッシュ」モデルを販売開始
  • 「InterCLASS Filtering Service」バージョンアップ
  • 「InterCLASS Advance」バージョンアップ
  • 「教育DX導入・推進支援パッケージ」
  • 「InterCLASS Console Support」バージョンアップ
  • 「CaLabo MX」バージョンアップ
  • 「ExtraConsole ID Manager」をリニューアル
  • トラストコミュニケーション株式会社のグループ加入
  • 株式会社オキジムの株式取得
• セグメント別施策:
  • 小中部門: GIGAスクール第2期対応製品群ワンストップ提供によるリプレイス案件確保
  • 高大部門: 「CaLabo」シリーズ実績を活かした製品開発、次世代の情報基盤システム企画
  • その他部門: シングルサインオンシステム、「Tbridge」シリーズ、デジタル教材の企業等への販売、高校生進路情報データ整備と企業等への展開可能性の研究

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 売上高: 6,000百万円 (+1,378百万円、+29.8%)
  • 営業利益: 600百万円 (+8百万円、+1.4%)
  • 経常利益: 600百万円 (▲62百万円、▲9.5%)
  • 純利益: 400百万円 (+50百万円、+14.6%)
  • 売上高は株式会社オキジムの連結により10億円増加
  • 営業利益に対する影響は、保守的に見込む
• 中長期計画:
  • GIGAスクール第2期のリプレイス需要に対応
  • チエルグループに加わる株式会社オキジムと合わせ、グループ各社での確実なリプレイス獲得と、連結売上高、連結営業利益、親会社に帰属する当期純利益の拡大及び株主還元を図り、中計目標値の前倒し達成を目指す

配当と株主還元

• 配当方針: 今後長期にわたり安定した配当を行うことを基本方針としつつ、中長期的な利益成長による配当額の増加を目指す
• 配当実績:
  • 2024年3月期実績: 配当性向14.9%

製品やサービス

• 製品:
  • InterCLASSシリーズ
  • CaLaboシリーズ
  • ExtraConsoleシリーズ
  • GLEXA (グレクサ) for アカデミック
  • ABLish
  • 英検CAT
  • トイテイク
  • Tbridge
  • InterSafe plus

重要な注記

• その他:
  • 2025年3月期は配当10円を予定(配当性向18%)
  • 2025年3月期通期業績予想は、株式会社オキジムの連結による影響を考慮
  • 2025年3月期通期セグメント別業績予想は、トラストコミュニケーション株式会社の売上寄与に加えて、株式会社オキジムの連結による影響を考慮
  • 2025年3月期通期業績予想は、株式会社オキジムの連結により売上高が10億円増加する一方、のれん償却を含め、営業利益に対する影響は、保守的に見込み、従来予想を据え置きと想定

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