現在の株価の評価
- 株価: 4,244.0円
- EPS（会社予想）: 171.77円
- PER（会社予想）: 24.71倍
- BPS（実績）: 3,509.50円
- PBR（実績）: 1.21倍
評価
- 現在のPERは業界平均（24.2倍）とほぼ同水準であり、過大評価されているとは言えない。
- PBRは業界平均（1.6倍）を下回っており、資産面では割安感がある。
テクニカル分析
- 高値: 4,307円
- 安値: 4,190円
- 現在の株価は高値に近い水準にあり、短期的には上昇トレンドにあると考えられる。
財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 364,130百万円
- 営業利益: 50,682百万円
- 純利益: 33,018百万円
- 自己資本比率: 43.8%
- ROE: 6.89%
- 売上高は前年同期比で減少しているが、営業利益と純利益は増加しており、コスト管理が効いている。
業界のポジションと市場シェア
- イビデンはICパッケージやプリント配線板で首位級の企業であり、自動車排ガス除去関連でも大手。
- 特にインテル向けのICパッケージが主力で、競争力のあるポジションを維持している。
経営戦略と重点分野
- 中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」に基づき、事業競争力強化やデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進。
- 重点分野として、電子事業とセラミック事業が挙げられる。
事業モデルの持続可能性
- 環境に配慮した事業展開を行っており、再生可能エネルギーの施設建設やメンテナンスも手掛けている。
- 経済の変動に対するリスク管理が求められるが、持続可能な成長が期待できる。
技術革新と主力製品
- ICパッケージやプリント配線板の技術革新を進めており、特にAI関連の需要に対応。
- 自動車排ガス除去技術も強化しており、環境規制への対応が求められる中で競争力を維持。
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 0.94%
- 1株配当（会社予想）: 40.00円
- 配当方針は安定しており、株主還元に対する姿勢が見られる。
株価モメンタムと投資家関心
- 株価は年初来高値からの下落が見られるが、最近の値動きは安定しており、投資家の関心は高い。
- 信用倍率が14.70倍と高く、買い残が増加していることから、短期的な上昇期待がある。
総評
イビデン株式会社は、厳しい市場環境の中でも競争力を維持し、増収増益を達成している。今後の業績は世界経済の動向に影響を受けるものの、持続可能な成長が期待される。投資判断はリスク要因を考慮しつつ、慎重に行う必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 4062 |
| 企業名 | イビデン |
| URL | http://www.ibiden.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
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