1. 企業情報
- 事業内容: JBCCホールディングスは、ITインフラ構築を主力とする企業です。超高速開発、クラウドサービスに強みを持ち、独自ソフトウェアの開発や、電子カルテ、3D関連のサービスも提供しています。ITソリューション事業と製品開発・製造事業を展開しています。
- 特徴: ITサービス大手であり、設計、開発、運用に注力しています。超高速開発やセキュリティなどの付加価値の高い事業を推進しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: ITインフラ構築、ITソリューションサービスを提供する企業として、一定の地位を確立しています。
- 競争優位性: 超高速開発やクラウドサービスに強みを持つ点が、競争優位性につながっています。
- 課題: IT業界は競争が激しく、技術革新のスピードも速いため、常に新しい技術への対応が求められます。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 中期経営計画「CHALLENGE 2026」をスタートさせ、更なる成長を目指しています。
- 重点分野: クラウド、セキュリティ、超高速開発の3事業に注力しています。クラウドとセキュリティのクロスセルや、全体提案を推進しています。超高速開発は、大型案件を含む複数の開発プロジェクトが進行中です。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: ITインフラ構築、ITソリューションサービス、ソフトウェア開発・販売が主な収益源です。
- 市場ニーズへの適応力: クラウド、セキュリティ分野への注力は、市場ニーズの変化に対応する戦略と言えます。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 超高速開発技術やクラウド関連技術の開発に注力しています。
- 主力製品/サービス: ITインフラ構築、クラウドサービス、セキュリティソリューション、独自開発ソフトウェアなどが収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- 株価: 1083.0円（2025年4月11日終値）
- PER（会社予想）: 16.39倍 (業界平均: 23.2)
- PBR（実績）: 2.90倍 (業界平均: 2.3)
- EPS（会社予想）: 66.09円
- BPS（実績）: 373.22円
- PERは業界平均を下回っており、割安感があります。PBRは業界平均を上回っています。
7. テクニカル分析
- 株価推移:
- 直近10日間の株価は、1000円～1120円の間を変動しています。
- 年初来高値は1298円、年初来安値は990円です。
- 50日移動平均線は1153.15円、200日移動平均線は1092.01円です。
- 直近の株価は、50日移動平均線を下回っています。
- 判断: 株価は、年初来高値からは下落していますが、直近では底堅い動きを見せています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12ヶ月で651億9400万円。
- 営業利益: 過去12ヶ月で44億2600万円。
- 経常利益: 2024年3月期は48億8700万円。
- 純利益: 2024年3月期は31億8700万円。
- ROE（実績）: 15.52%
- ROA（過去12か月）: 9.42%
- 自己資本比率（実績）: 56.9%
- 売上高、利益ともに増加傾向にあり、収益性は向上しています。ROE、ROAも高く、効率的な経営が行われています。自己資本比率も高く、財務体質は良好です。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.86%
- 1株配当（会社予想）: 31.00円
- 配当性向: 43.71%
- 株主還元策: 配当を実施しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近10日間では、上昇と下落を繰り返しながらも、底堅い動きを見せています。
- 株価への影響要因: 決算発表、IT業界の動向、競合他社の業績などが影響を与える可能性があります。
11. 総評
JBCCホールディングスは、ITインフラ構築を主力とする企業であり、クラウド、セキュリティ、超高速開発といった成長分野に注力しています。財務状況は良好で、収益性も向上しています。株価はPERで割安感があり、配当利回りも魅力的です。テクニカル面では、直近の株価は調整局面にあるものの、底堅さも見せています。今後の業績動向と、中期経営計画の進捗に注目していくことが重要です。
企業情報
| 銘柄コード | 9889 |
| 企業名 | JBCCホールディングス |
| URL | http://www.jbcchd.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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