1. 企業情報
- 企業名: エイジス株式会社 (AJIS Co., Ltd.)
- 概要: アジア地域における小売業向けの棚卸代行およびリテールサポートサービスを提供する企業。サービスには店舗棚卸、物流倉庫棚卸、在庫点検、資産棚卸、災害備蓄管理、マーケティング提案、リサーチ、プロモーション、スタッフィング、コンサルティングなどが含まれる。
- 事業内容:
- 国内棚卸サービス: 52
- リテイルサポートサービス: 38
- 海外棚卸サービス: 10
- 設立年月日: 1978年5月23日
- 代表者名: 福田 久也
- 住所: 〒262-0032 千葉市花見川区幕張町4-544-4
- 従業員数: 875人
- 平均年齢: 43.8歳
- 平均年収: 6,540千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 実地棚卸代行で国内首位。国内のスーパー、コンビニ、海外市場での事業拡大が強み。
- 市場シェア: 国内市場における実地棚卸代行の首位。
- 課題: 円安によるコスト増、個人消費の回復の遅れなど。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 新たな中期経営計画「vision50」を策定し、事業活動に取り組んでいる。
- 中期経営計画の具体的な施策:
- 売上高33,000百万円(10.0%増)
- 営業利益2,800百万円(11.0%増)
- 経常利益2,871百万円(9.6%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益2,036百万円(6.6%増)
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 棚卸代行およびリテールサポートサービスによる収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、製造業へのマーケティング提案拡充を進めている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 詳細な技術革新の動向は不明。
- 収益を牽引する製品やサービス: 棚卸代行およびリテールサポートサービス。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 241.52
- BPS（実績）: 2,833.02
- PER（会社予想）: 10.26倍
- PBR（実績）: 0.87倍
- 現在の株価との比較: 株価は2477.0円で、PERに基づく予想株価は2477.0円（241.52 * 10.26）とほぼ一致。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は2430円から2479円の間で推移。50日移動平均は2419.64円、200日移動平均は2446.31円。
- 高値圏か安値圏か: 現在の株価は50日および200日移動平均を上回っており、高値圏にあると評価できる。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 29,995,241百万円
- 利益率:
- 営業利益率: 4.62%
- 純利益率: 6.53%
- ROE（実績）: 8.36%
- ROA（実績）: 7.08%
- 過去数年分の傾向: 売上高、営業利益、純利益は増加傾向。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.43%
- 1株配当（会社予想）: 85.00円
- 配当性向: 32.72%
- 自社株買い: 自己資本比率83.6%。自社株の保有割合は21.7%。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で株価は2430円から2479円の間で上昇傾向。
- 株価への影響を与える要因: 円安によるコスト増、個人消費の回復の遅れなど。
11. 総評
エイジス株式会社は、棚卸代行およびリテールサポートサービスを提供する企業で、国内市場における実地棚卸代行の首位に位置する。中期経営計画「vision50」に基づき、売上高、営業利益、経常利益の増加を目指している。技術革新の詳細は不明だが、収益を牽引する棚卸代行およびリテールサポートサービスは市場ニーズに適応している。株価は高値圏にあり、財務状況は健全。配当性向は適度で、株主還元は積極的に行われている。しかし、円安によるコスト増や個人消費の回復の遅れなど、リスク要因も存在。全体的な見解としては、事業モデルの持続可能性は高く、株価の評価も妥当と評価できるが、市場環境の厳しさに注意が必要。
企業情報
| 銘柄コード | 4659 |
| 企業名 | エイジス |
| URL | http://www.ajis-group.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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