1. 企業情報
企業名: シノブフーズ株式会社
概要: シノブフーズは、日本国内で加工米飯および調理パンを製造・販売する企業です。主要製品にはコンビニ向けの弁当やおにぎり、調理パン、寿司などがあります。1971年に設立され、大阪市に本社を置いています。
事業内容:
- 弁当、おにぎり、調理パン、寿司、その他製品の製造販売
- 主要顧客はコンビニエンスストア、スーパー、生協、カフェ
設立年月日: 1971年5月1日
従業員数: 563人
代表者名: 松本 崇志
証券コード: 2903
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
- 競争優位性: 主要顧客である大手コンビニへの供給シェアが高い。安定した収益源となっており、冷食市場の成長にも対応。
- 課題: 原材料価格の上昇や労働コスト増加による利益圧縮リスク。市場の競争が激しい。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 中期経営計画（2021年3月期～2025年3月期）に基づき、4つの基本戦略を掲げている。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 売上高の増加、利益率の改善、コスト削減、新市場の開拓
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
- 主要顧客であるコンビニの需要に応え、冷食市場の成長に対応。新市場の開拓も計画中。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- 技術革新の詳細は不明。
収益を牽引している製品やサービス:
- 主力製品はコンビニ向け弁当、おにぎり、調理パン。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 80.55円
- BPS（実績）: 1,306.86円
- PER（会社予想）: 10.88倍
現在の株価（876円）に対する評価は、EPSを基準にすると割安である可能性が高い。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 52週高値: 1,030円、52週安値: 748円
- 現在の株価は52週高値から下落しており、安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 54,825百万円
- 利益率: 2.03%
- ROE（実績）: 8.10%
- ROA（実績）: 4.57%
- 自己資本比率（実績）: 48.8%
過去数年で売上高、利益率、ROE、ROAは上昇傾向にある。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 3.08%
- 年間配当予想: 25.00円
- 配当性向: 29.55%
株主還元は積極的である。
自社株買いなどの株主還元策:
- 詳細は不明。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間で株価は868円から889円まで変動しており、下降傾向にある。
株価への影響を与える要因:
- 原材料価格の上昇、労働コスト増加、エネルギー価格高騰、物流コスト増加、消費者の節約志向など。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
シノブフーズは主要顧客であるコンビニへの供給シェアが高いことが競争優位性となっており、冷食市場の成長に対応できる事業モデルを持っています。中期経営計画に基づき、売上高の増加、利益率の改善、コスト削減、新市場の開拓を目指しています。財務面では、売上高、利益率、ROE、ROAが上昇傾向にあり、株主還元も積極的です。しかし、原材料価格の上昇や労働コスト増加などのリスクに注意が必要です。現在の株価は安値圏に位置しており、割安である可能性が高いと評価できます。
企業情報
| 銘柄コード | 2903 |
| 企業名 | シノブフーズ |
| URL | http://www.shinobufoods.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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