決算説明：日本たばこ産業（2914）

（訂正）「2024年度 決算説明会資料（All プレゼンテーション）」の一部訂正について

基本情報

• 企業概要: 日本たばこ産業株式会社、主要事業分野: たばこ事業、医薬事業、加工食品事業、代表者名: 寺島正道
• 説明会情報: 開催日時: –、説明会形式: –、参加対象: 個人投資家
• 説明者: 寺島正道（JT Group CEO）、古川博政（JT Group CFO）、Eddy Pirard（JTI President & CEO）
• 報告期間: 2024年12月期
• セグメント:
  • たばこ事業: 自社たばこ製品の製造・販売
  • 医薬事業: 医薬品の研究開発・販売
  • 加工食品事業: 加工食品の製造・販売

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上収益: 31,498億円（+10.9%）
  • 調整後営業利益: 7,519億円（+3.3%）
  • 営業利益: 3,235億円（+3.7%）
  • 当期利益: 1,792億円（▲3.9%）
  • 前年同期比: 上記参照
• 進捗状況: 2024年度は、売上収益・調整後営業利益が過去最高を記録。
• セグメント別状況:
  • たばこ事業: 売上収益・調整後営業利益は力強く成長。
  • 医薬事業: 一時金収入の剥落及び海外ロイヤリティ収入の減少により減益。
  • 加工食品事業: 価格改定及び調味料事業における売上の増加が成長を牽引。

業績の背景分析

• 業績概要: 2024年度は、売上収益・調整後営業利益が過去最高を記録。
• 増減要因:
  • 売上収益: 堅調なプライシング効果に牽引されたたばこ事業、及び加工食品事業における着実な成長。
  • 調整後営業利益: たばこ事業及び加工食品事業における成長。VGR買収効果も貢献。
  • 営業利益: カナダにおける訴訟の和解に伴う訴訟損失引当金3,756億円を計上したことにより減益。
  • 当期利益: 営業利益の減少に加え、金融損益の悪化等により減益。
• 競争環境:
  • Combustibles販売数量は6年連続で伸長し、総販売数量の73%を占める。
  • Winston、Camelはそれぞれ世界2位及び3位のCombustiblesブランドとしての地位を強化。
  • PloomのHTS SoSは各市場で引き続き伸張。
• リスク要因: 喫煙に関する健康上の懸念の増大、たばこに関する国内外の法令規則による規制等。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 中長期に亘る持続的な利益成長に繋がる事業投資を最優先。
  • JT Group Purpose実現に向けた活動。
  • たばこ事業: HTSへの投資を最優先、2028年中期展望の達成を追求。
  • 医薬事業・加工食品事業: JT Groupの利益成長を補完。
• 進行中の施策:
  • Ploomのグローバル展開及び着実なシェアの増加。
  • HTSへの優先投資によるRRPトップラインの成長。
  • Combustiblesでは、効果的なトップライン成長により収益性が向上。
• セグメント別施策:
  • たばこ事業: Ploomのお客様獲得と定着のさらなる加速、CombustiblesのROI改善に引き続き注力。
  • 医薬事業: 国内市場における収益基盤強化、利益水準の改善に向けた取組み。
  • 加工食品事業: 価格改定に加えて、調味料事業における販売伸長により増収。

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 2025年度（為替一定ベース）
  • 売上収益: 32,320億円（+6.6%）
  • 調整後営業利益: 8,150億円（+8.4%）
  • 2025年度（財務報告ベース）
  • 売上収益: 32,730億円（+3.9%）
  • 調整後営業利益: 7,350億円（▲2.2%）
  • 2025年度は前年に計上した訴訟損失引当金の剥落により、いずれも前年度比増益を見込む。
• 中長期計画: 2025-2027年度の調整後営業利益は、年平均Mid to high single digit成長を見込む。
• マクロ経済の影響: 為替変動、新興国通貨安、コスト関連通貨高。

配当と株主還元

• 配当方針: 配当性向75%を目安とする。
• 配当実績: 2024年度一株当たり配当金（予定）:194円。

製品やサービス

• 製品: たばこ製品（Combustibles、RRP）、医薬品、加工食品
• 協業・提携: Altriaとの合弁事業であるHorizon。

重要な注記

• 会計方針: IAS第29号超インフレ会計の適用。カナダにおける訴訟の和解に伴い、2024年12月期決算数値において、訴訟損失引当金(3,756億円)を営業費用として計上。
• リスク要因: 将来に関する記述等についてのご注意を参照。
• その他: 訂正事項あり。

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