決算説明：アンリツ（6754）

2025年3月期第3四半期業績概要（決算説明会資料）

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: アンリツ株式会社
  • 主要事業分野: 通信計測事業、PQA事業、環境計測事業
  • 代表者名: 濱田 宏一（代表取締役社長）、杉田 俊一（取締役 常務執行役員 CFO）
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年1月30日
  • 参加対象: 個人投資家
• 説明者:
  • 杉田 俊一（取締役 常務執行役員 CFO）
  • 濱田 宏一（代表取締役社長）
• 報告期間: 2025年3月期第3四半期(4-12月)
• セグメント:
  • 通信計測事業: ネットワーク社会の進化・発展
  • モバイル市場: 5G、5G利活用
  • ネットワーク・インフラ市場: データセンター、光NW、無線NW
  • エレクトロニクス市場: 基地局建設保守、電子部品、無線設備
  • PQA事業: 食と医薬品の安全・安心
  • 食品検査市場
  • 医薬品検査市場
  • 環境計測事業: 脱炭素社会を目指して
  • EV/電池試験市場
  • ローカル5G導入支援
  • その他: センシング&デバイス、その他

業績サマリー

• 主要指標:
  • 受注高: 819億円（前年同期比2%増）
  • 売上高: 808億円（前年同期比4%増）
  • 営業利益: 64億円（前年同期比24%増）
  • 税引前利益: 72億円（前年同期比29%増）
  • 当期利益: 49億円（前年同期比25%増）
  • 当期包括利益: 64億円（前年同期比5%減）
  • 営業CFマージン率: 20.5%
• セグメント別状況:
  • 通信計測: 売上高509億円（0%）、営業利益44億円（-9%）
  • PQA: 売上高198億円（12%）、営業利益16億円（126%）
  • 環境計測: 売上高57億円（17%）、営業利益4億円（–）
  • その他: 売上高44億円（2%）、営業利益11億円（146%）

業績の背景分析

• 業績概要: 前年同期比で、受注高、売上高、営業利益が増加。
• 増減要因:
  • 通信計測: 世界的な物価、人件費上昇等で止まっていた設備投資が再開も、投資への慎重姿勢が継続。固定ネットワークの高速化需要は好調。
  • PQA: 米州を中心に海外での需要が好調。国内ではインバウンド関連需要が好調。
  • 環境計測: EV/電池向け試験装置の需要が好調。
• リスク要因:
  • 実際の業績に影響を与えうる重要な要因として、日本、米州、欧州、アジア等の経済情勢、アンリツの製品、サービスに対する需要動向や競争激化による価格下落圧力、激しい競争にさらされた市場の中でアンリツが引き続き顧客に受け入れられる製品、サービスを提供できる能力、為替レートなど。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 通信計測市場トレンドと事業機会: 5G、5G-Advanced、IOWN構想の実現(オール光化)
  • SmartViser SASとの協業: 株式32.72%取得について合意。協業を深化させ新たな価値創造を目指す。
• 進行中の施策:
  • 光海底ケーブルの敷設・保守用ソリューション
  • NG-eCall(車両緊急通報システム)向けソリューション
  • EU Energy Labelling Regulation ((EU)2023/1669)対応のためのデバイス試験
• セグメント別施策:
  • 通信計測: 北米・アジアのデータセンター関連でBERTSが好調、光海底ケーブルの需要で光関連測定器が好調、Wi-Fi 7 開発需要が好調、NG-eCall等の自動車関連需要が好調、NR-NTN初期開発がスタート。
  • PQA: 北米グローバルアカウント顧客のX線検査機への設備投資が好調、国内インバウンド需要増により顧客の製造ラインの自動化投資が好調。
  • 環境計測: 国内のEV向け開発需要による充放電電源/双方向電源装置が好調。

将来予測と見通し

• 業績予想: (2025/3期 通期)
  • 売上高: 1,150億円（5%増）
  • 営業利益: 110億円（22%増）
  • 税引前利益: 110億円（11%増）
  • 当期利益: 83億円（8%増）

製品やサービス

• 製品:
  • 通信計測器、光海底ケーブルの敷設・保守用ソリューション、NG-eCall(車両緊急通報システム)向けソリューション
• サービス:
  • ネットワーク、デバイスの性能評価、機能試験の自動化、ソリューションの提供
• 協業・提携: SmartViser SASとの協業

重要な注記

• リスク要因: 実際の業績は、様々な要因により、これら見通しとは大きく異なる結果となりうる。
• その他: 2025年3月期 通期業績予想は4月25日公表値から変更なし。自己株式取得について、取得価額の総額50億円、取得期間2025年1月31日～2025年4月30日。

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企業情報

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