1. 企業情報
アズパートナーズは、主に介護付有料老人ホームの運営、デイサービス、ショートステイサービスの提供を行うシニア事業を展開しています。また、介護施設の開発や、マンションなどの不動産再生事業も手掛けています。
2. 業界のポジションと市場シェア
アズパートナーズは、高齢化が進む日本において、シニア事業と不動産事業を組み合わせたビジネスモデルを展開しています。介護業界は競争が激しく、人材確保や運営コストの上昇などの課題があります。不動産事業との連携により、介護施設の開発や運営効率化を図ることで、競争優位性を確立しようとしています。
3. 経営戦略と重点分野
アズパートナーズの経営戦略は、シニア事業を中核とし、不動産事業との連携によるシナジーを追求することです。具体的な施策としては、介護施設の質の向上、サービスの拡充、新規施設の開発などが考えられます。
4. 事業モデルの持続可能性
高齢化の進展に伴い、介護サービスの需要は今後も増加すると予想されます。アズパートナーズは、この需要に応えることで、安定的な収益を確保できる可能性があります。しかし、介護業界は人手不足や、介護報酬の変動などのリスクも存在します。
5. 技術革新と主力製品
アズパートナーズは、介護サービスを提供しており、技術革新という観点では、介護ロボットやICTを活用したサービスの導入などが考えられます。主力製品は、介護付有料老人ホームなどの介護サービスであり、入居率の向上が収益を左右します。
6. 株価の評価
- PER（会社予想）: 8.82倍（業界平均15.0倍）
- PBR（実績）: 1.74倍（業界平均1.2倍）
- EPS（会社予想）: 226.87円
- BPS（実績）: 1,151.12円
PERは業界平均と比較して低く、割安感があります。PBRは業界平均より高いです。
現在の株価2,001円は、EPSとBPSから見て、割安圏にある可能性があります。
7. テクニカル分析
直近10日間の株価は、上昇傾向にあります。年初来高値2,025円に迫る水準であり、高値圏にあると判断できます。
* 50日移動平均線: 1863.26円
* 200日移動平均線: 1888.93円
現在の株価は、50日、200日移動平均線を上回っています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12ヶ月で171.5億円と、2022年からの成長が見られます。
- 営業利益: 2024年3月期は8.05億円と、2023年3月期の2.01億円から大幅に増加しています。
- 当期純利益: 2024年3月期は5.63億円と、2023年3月期の2.30億円から増加しています。
- ROE（実績）: 26.53%
- 自己資本比率（実績）: 14.9%
売上高、利益ともに増加傾向にあり、業績は好調です。ROEは高く、効率的な経営が行われていることを示唆しています。自己資本比率は低いことに注意が必要です。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.29%
- 1株配当（会社予想）: 45.79円
- 配当性向: 0.00%
配当利回りは、ある程度魅力的です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は上昇傾向にあり、モメンタムは強いです。信用買残が増加しており、投資家の関心も高まっていると考えられます。
11. 総評
アズパートナーズは、高齢化社会を背景に、シニア事業を中心に成長を続けています。業績は好調であり、株価は割安感があります。テクニカル的にも上昇トレンドであり、投資妙味があると考えられます。ただし、自己資本比率の低さ、介護業界特有のリスクには注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 160A |
| 企業名 | アズパートナーズ |
| URL | https://www.as-partners.co.jp |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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