1. 企業情報
- 企業名: 小田原機器株式会社
- 概要: 小田原機器は、運賃収受機器、システム開発、ソフトウェア設計サービスを提供する企業です。主な製品には運賃箱、ICカードシステム、自動運転支援機器などがあります。
- 事業内容: 運賃収受機器、システム開発、エンジニアリング、ソフトウェア設計、輸出入販売
- 設立年月日: 1979年10月15日
- 代表者名: 丸山 明義
- 従業員数: 211人
- 平均年齢: 41.1歳
- 平均年収: 6,900千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 小田原機器は路線バスおよび鉄道の運賃収受機器において高いシェアを持ち、自動運転支援機器の開発にも力を入れています。
- 課題: 業界全体で運転士不足やエネルギー価格の上昇、人手不足などの課題に直面しています。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 収益の安定化と持続的な成長を目指す。
- 中期経営計画:
- 成長事業の創出: 小田原市地域ポイントアプリの運用、データサービスソリューションの事業化
- 継続的な成長投資: 研究開発費の増額
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に運賃収受機器の販売とシステム開発サービスによる収益。
- 市場ニーズへの適応力: 新紙幣関連の機器更新やキャッシュレス対応の需要に対応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 自動運転支援機器の開発に注力。
- 主力製品: 運賃箱、ICカードシステム、自動運転支援機器。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 40.69円
- BPS（実績）: 1,305.74円
- PER（会社予想）: 24.75倍
- PBR（実績）: 0.77倍
- 現在の株価との比較: 株価は1,007円で、EPSを基にするとPERは24.75倍となり、業界平均PER（7.3倍）より高め。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1,004円から1,007円の間で推移しており、50日移動平均線（998.36円）より上昇傾向。
- 高値圏か安値圏か: 52週高値（1,495円）から6.85%下落しており、安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 6,110百万円（前年比55.5%増）
- 営業利益: 390百万円（前年比86.6%増）
- 経常利益: 382百万円（前年比72.8%増）
- ROE（実績）: 7.25%
- ROA（実績）: 2.79%
- 自己資本比率（実績）: 42.0%
- キャッシュフロー: オペレーティングキャッシュフローが-1.14Bと負の推移。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.78%
- 1株配当（会社予想）: 28.00円
- 配当性向: 30.17%
- 自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間でほぼ横ばい。
- 株価への影響を与える要因: 新紙幣関連の需要、運転士不足、エネルギー価格の上昇など。
11. 総評
小田原機器は運賃収受機器において高いシェアを持ち、自動運転支援機器の開発にも力を入れている。中期経営計画では成長事業の創出と継続的な成長投資を掲げている。財務面では増収増益が続いており、ROEも健全である。しかし、株価は52週高値から下落しており、市場からの評価は慎重である。テクニカル分析では安値圏に位置しており、投資判断には注意が必要。
企業情報
| 銘柄コード | 7314 |
| 企業名 | 小田原機器 |
| URL | http://www.odawarakiki.com |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
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