1. 企業情報
企業名: 塩水港精糖株式会社 (Ensuiko Sugar Refining Co., Ltd.)
概要: 糖類製品の製造販売を行う企業。白砂糖、黒糖、液糖、サイロアグラノールを製造・販売。オンライン販売は「パールエース」ブランドで行われている。
事業内容:
- 砂糖事業: 94%
- バイオ事業: 6%
- その他: 0%
設立年月日: 1950年7月1日
代表者名: 木村成克 (代表取締役社長)
住所: 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町2-9-6 ニューESRビル
従業員数: 77人
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: 食品業界、特に製糖業
市場シェア: 国内の主要製糖会社の一つ。東洋糖・フジ日本糖と共同生産を行っており、オリゴ糖の強化に注力している。
競争優位性:
- 豊富な製品ラインナップ
- 共同生産によるコスト削減
- オリゴ糖市場の成長に対応
課題:
- 糖価格の変動による収益の不安定性
- 健康志向の消費者への対応
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン:
- 糖類製品の品質向上と多様化
- バイオ事業の成長とオリゴ糖市場の拡大
中期経営計画:
- 砂糖事業の効率化と新製品開発
- バイオ事業の拡大と市場シェアの強化
- 不動産資産の活用と収益化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
- 主に糖類製品の販売による収益
- オンライン販売の拡大
市場ニーズへの適応力:
- 健康志向の製品への対応
- 観光需要の回復による砂糖製品の需要増加
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
- バイオ事業におけるオリゴ糖の開発と販売
主力製品:
- 白砂糖、黒糖、液糖、サイロアグラノールを主力製品とする。
6. 株価の評価
株価: 314.0円
EPS（会社予想）: 76.61円
BPS（実績）: 584.44円
PER（会社予想）: 4.10倍
PBR（実績）: 0.54倍
株価の評価:
- PERは業界平均の16.8倍に対して低いため、割安評価の可能性がある。
7. テクニカル分析
株価推移:
- 直近10日間の株価は310円から316円の間で推移しており、安定感がある。
高値圏/安値圏:
- 50日移動平均線は338.02円、200日移動平均線は306.60円。現在の株価は200日移動平均線より高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で31,550百万円
利益率:
- 営業利益率: 11.04%
- 純利益率: 6.17%
ROE（過去12か月）: 13.96%
自己資本比率（過去12か月）: 49.8%
キャッシュフロー:
- 総資産: 28,644百万円
- 純資産: 16,041百万円
過去数年分の傾向:
- 売上高、営業利益、純利益は増加傾向
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 3.18%
1株配当（会社予想）: 10.00円
配当性向: 8.41%
自社株買い: 自社株の保有割合は21.58%
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向:
- 直近10日間の株価は安定しており、上昇傾向にある。
影響要因:
- 経済の緩やかな回復基調
- エネルギー価格の高止まりによる物価上昇
11. 総評
全体的な見解:
塩水港精糖は、糖類製品の主要メーカーとして、健康志向の製品への対応と市場ニーズの変化に適応する能力を示している。財務面では、健全な収益と堅調なキャッシュフローを維持しており、株価も200日移動平均線より高値圏に位置している。中期経営計画において、砂糖事業の効率化とバイオ事業の拡大が期待される。株価の評価は割安であり、将来的な成長性が見込まれる。
企業情報
| 銘柄コード | 2112 |
| 企業名 | 塩水港精糖 |
| URL | http://www.ensuiko.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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