1. 企業情報
- 企業名: 富士ピー・エス株式会社
- 概要: プレストレストコンクリート工法を主力とする建設会社。土木事業、建築事業、不動産賃貸事業を展開。主な事業として、橋梁、道路、水道タンク、耐震補強、プレストレストコンクリート製品の製造販売がある。
- 設立年月日: 1954年3月19日
- 本社所在地: 〒810-0022 福岡市中央区薬院1-13-8
- 代表者名: 堤 忠彦
- 従業員数: 498人
- 平均年齢: 44.0歳
- 平均年収: 6,310千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: プレストレストコンクリート工法の専門知識と豊富な実績を持つ。特に橋梁、道路、耐震補強、PCタンク、PCマクラギに強みを持つ。
- 市場シェア: プレストレストコンクリート工法の国内大手であり、官公庁向けの事業が大半を占める。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョンと戦略: 官公庁向けの土木工事の確保と中長期的な安定経営を目指す。特に土木事業における大型工事の確保と、建築事業におけるマンション事業の発注を推進。
- 中期経営計画: 第5次中期経営計画「VISION2030」の4年目。土木事業の安定経営と建築事業の成長を推進。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に建設業を通じた収益モデル。土木事業、建築事業、不動産賃貸事業が主要な収益源。
- 市場ニーズへの適応力: 建設業界の堅調な土木分野と回復に向かう建築分野に対応。特にプレストレストコンクリート工法のニーズに強みを持つ。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: プレストレストコンクリート工法の技術革新に注力。特に橋梁、道路、耐震補強、PCタンク、PCマクラギの技術開発に強みを持つ。
- 収益を牽引する製品やサービス: プレストレストコンクリート製品（橋梁、道路、水道タンク、PCマクラギ）が主力。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 108.31円
- BPS（実績）: 585.56円
- PER（会社予想）: 4.05倍
- PBR（実績）: 0.75倍
- 株価との比較: 現在の株価439円に対して、BPSが585.56円と高く、PERが4.05倍と低い。PBRが0.75倍と低いため、割安感がある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、431円から439円の間で推移。上昇傾向にある。
- 移動平均線: 50日移動平均線が425.94円、200日移動平均線が419.16円。現在の株価は200日MAを上回っており、中長期的には上昇トレンドにある。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で33.2B円（前年比13.80%増）
- 利益率: 営業利益率4.47%、ROE5.33%
- キャッシュフロー: 総資産37,929百万円、純資産10,336百万円、自己資本比率27.3%
- ROE（実績）: 4.08%
- ROA（実績）: 1.49%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.05%
- 1株配当（会社予想）: 9.00円
- 配当性向: 37.22%
- 自社株買い: 3.18%の自己株を保有
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で上昇トレンド。特に4月28日には439円で安値を更新。
- 株価への影響を与える要因: 建設業界の堅調な土木分野と回復に向かう建築分野、プレストレストコンクリート工法の技術革新。
11. 総評
- 全体的な見解: プレストレストコンクリート工法の専門知識を活かした事業モデルを持ち、市場ニーズに適応力がある。技術革新により主力製品の収益性を高めている。株価はBPSと比較して割安であり、中長期的には上昇トレンドにある。財務面でも健全な状態を維持しており、株主還元も積極的に行われている。
企業情報
| 銘柄コード | 1848 |
| 企業名 | 富士ピー・エス |
| URL | http://www.fujips.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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