1. 企業情報
- 企業名: 株式会社リログループ
- 設立: 1967年3月15日
- 本社所在地: 東京都新宿区新宿4-3-23
- 従業員数: 3,100人(平均年齢39.7歳、平均年収591万円)
- 事業内容: 企業向け福利厚生サービスのアウトソーシングを主軸に、社宅管理、賃貸管理、福利厚生運営代行、海外赴任支援、観光(リゾート・ホテル運営)など幅広い生活総合支援サービスを展開。転勤・海外赴任時のリロケーション(住居管理・移転支援)も強み。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内位置付け: 福利厚生アウトソーシング、社宅管理、海外赴任支援分野で国内トップクラス。
競合にはベネフィット・ワン、パソナグループ、三菱地所リアルエステートサービス等があるが、リロケーション(転勤・海外赴任支援)分野では独自のノウハウとネットワークを持つ。
– 競争優位性: ワンストップで多様なサービスを提供できる点、長年の実績、顧客基盤の広さが強み。
– 課題: 福利厚生市場は成熟傾向。人口減少・働き方改革による企業ニーズ変化への対応、海外事業の拡大・収益化が今後の課題。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 「生活総合支援サービス」を掲げ、企業・個人双方のQOL向上を目指す。
- 中期経営計画: 「新第三次オリンピック作戦」を推進。
重点施策は以下の通り:
– 既存事業(リロケーション、福利厚生)の深化・拡大
– 海外赴任支援やグローバル展開の強化
– 観光・リゾート事業の成長
– DX推進による業務効率化・サービス高度化
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 法人契約によるストック型収益が中心。顧客の継続利用率が高く、安定した収益基盤を持つ。
- 市場ニーズへの適応力: 働き方改革、グローバル人材の増加など社会変化に合わせてサービスを拡充。
近年はDXや新規サービス開発にも積極的。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向・独自性: ITを活用した社宅・賃貸管理システム、福利厚生管理プラットフォームの開発・導入を進めている。
- 主力サービス:
- 借上社宅管理サービス
- 福利厚生運営代行(福利厚生クラブ等)
- 海外赴任支援(ビザ・住居・生活サポート)
- リゾート・ホテル運営
6. 株価の評価
- 株価: 1,879.5円(2025/5/1終値)
- EPS(会社予想): 264.12円
- BPS(実績): 421.45円
- PER(会社予想): 7.12倍(業界平均17.0倍)
- PBR(実績): 4.46倍(業界平均1.8倍)
評価:
PERは業界平均を大きく下回るが、PBRは大きく上回っている。直近の業績に一時的な損失計上が影響している可能性がある。
7. テクニカル分析
- 年初来高値: 2,038円
- 年初来安値: 1,650円
- 50日移動平均: 1,866.89円
- 200日移動平均: 1,848.15円
- 直近株価推移: 直近10日間は1,800円台後半で推移し、やや高値圏。移動平均線も上回る水準。
- モメンタム: 4月中旬以降、上昇基調が続くが、2,000円付近で頭打ち感も。
8. 財務諸表分析
- 売上・利益推移:
- 売上高は堅調に増加(2022年1131億円→2024年1326億円)
- 営業利益も増加傾向
- 2024年3月期は一時的な特別損失(持分法適用会社株式売却等)で最終赤字(純利益-278億円)
- 2025年3月期第3四半期は大幅増益(親会社帰属利益372億円、前年同期比+195%)
- キャッシュフロー: 営業活動CFが堅調、フリーキャッシュフローもプラス
- ROE/ROA: 2024年3月期は特別損失の影響で大幅マイナス(ROE:-51.86%、ROA:-3.51%)
ただし2025年3月期は大幅な利益回復見込み
– 自己資本比率: 13.3%→23.0%(2025年3月期第3四半期末)、財務体質は改善傾向
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り(予想): 2.23%
- 1株配当(予想): 42.00円(普通38円+特別4円)
- 配当性向: 32.94%
- 自社株買い: 自己株式保有あり(1.77%)
- 方針: 安定配当に加え、一時的な利益に応じて特別配当も実施
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動傾向: 直近1年で36.7%上昇。出来高も安定しており、流動性は高い。
- 信用取引: 信用買残増加、信用倍率3.44倍とやや買い長
- 投資家構成: インサイダー保有比率36.34%、機関投資家30.64%と安定株主が多い
11. 総評
リログループは、福利厚生アウトソーシング・リロケーション事業を中心に、安定した収益基盤と高い競争優位性を持つ企業です。2024年3月期は一時的な特別損失で最終赤字となりましたが、2025年3月期は利益が大幅回復見込みです。売上・営業利益は堅調に成長しており、財務体質も改善傾向です。株価は直近で高値圏にあるものの、PERは業界平均を大きく下回る水準です。配当も安定しており、株主還元にも積極的です。今後は海外事業の成長や新規分野への展開が注目されます。
企業情報
銘柄コード | 8876 |
企業名 | リログループ |
URL | http://www.relo.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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