企業情報
企業名: オーミケンシ株式会社
概要: オーミケンシは、1917年設立の日本の企業で、主に繊維製品の製造、加工、販売を行っています。セルロース、機能性レーヨンに強みを持ち、不動産、食品、日用品も事業に含んでいます。紡績は祖業ですが、セルロースの研究開発を残し、原綿・紡績からは撤退しています。不動産を基盤に構造改革中です。
住所: 〒541-8541 大阪市中央区南本町4-1-1 ヨドコウビル
代表者名: 高口 彰
設立年月日: 1917年8月13日
従業員数: 82人
平均年齢: 45.2歳
平均年収: 5,290千円
業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
オーミケンシは、セルロースと機能性レーヨンに強みを持ち、これらの分野で市場シェアを有しています。しかし、繊維業界全体が低成長傾向にあり、原材料価格の高騰や中国市場の不振など、外部環境からの課題も存在します。不動産事業の強化により、事業再構築を進めています。
経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
オーミケンシは、不動産事業を基盤に事業再構築を進めています。セルロースと機能性レーヨンの研究開発を継続し、新たな事業分野の開拓を目指しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
事業再構築策の実行により収益改善に取り組んでいます。特に不動産事業の強化と、セルロース、機能性レーヨンの事業拡大が重点分野です。
事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
不動産事業の強化により、収益モデルの多様化を図っています。また、セルロースと機能性レーヨンの研究開発を継続し、新たな市場ニーズへの対応を図っています。
技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
セルロースと機能性レーヨンの研究開発を継続しており、これらの分野で独自性を持つ製品を開発しています。
収益を牽引している製品やサービス:
セルロース製品と機能性レーヨン製品が主力です。
株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 50.02円
- BPS（実績）: 310.44円
- 現在の株価: 297円
- PER（会社予想）: 5.94倍
現在の株価はBPSを基準とすると割安ですが、EPSを基準とするとやや高値圏にあります。
テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は、293円から300円の間で推移しており、50日移動平均線（298.82円）と200日移動平均線（305.24円）を下回っています。短期的には安値圏にありますが、中長期的には上昇トレンドにあります。
財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上（過去12か月）: 315億円（前年比-16.10%）
- 利益: -66600万円（前年比-16.10%）
- ROE（過去12か月）: -42.44%
- ROA（過去12か月）: 0.29%
- キャッシュフロー: 8億3400万円（直近四半期）
- 負債比率: 347.63%
財務状況は厳しく、負債比率も高めです。
株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 年間配当予想: 未定
配当性向は0%となっており、配当は行われていません。
自社株買いなどの株主還元策:
自社株買いは行われていません。
株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は、293円から300円の間で推移しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因:
原材料価格の高騰、中国市場の不振、不動産事業の強化などが主要な要因です。
総評
オーミケンシは、セルロースと機能性レーヨンに強みを持ち、不動産事業の強化により事業再構築を進めています。技術革新により新たな市場ニーズへの対応を図っていますが、財務状況は厳しく、負債比率も高めです。株価は短期的には安値圏にありますが、中長期的には上昇トレンドにあります。投資判断は慎重に行う必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 3111 |
| 企業名 | オーミケンシ |
| URL | http://www.omikenshi.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
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