企業情報
企業名: チタン工業株式会社
証券コード: 4098
概要: チタン工業は、主に日本国内で産業用化学品の製造・販売を行っている企業です。主力製品は酸化チタンおよび酸化鉄関連製品で、これらの製品は主にトナー外添剤、紫外線遮断コスメ、リチウムイオン二次電池、塗料、プラスチック、ゴム、アート材料などに使用されています。
事業内容: 酸化チタン65%、酸化鉄35%、その他0%
設立年月: 1936年6月22日
代表者: 井上 保雄
従業員数: 304人
平均年齢: 42.0歳
平均年収: 5,300万円
住所: 〒755-8567 山口県宇部市小串1978-25
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 素材・化学
33業種区分: 化学
Industry: Specialty Chemicals
Sector: Basic Materials
業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: チタン工業は酸化チタンの老舗であり、高機能の超微粒子酸化チタンの製造に注力しています。リチウムイオン電池用チタン酸リチウムの開発も進めています。
課題: 業界内での競争は激しく、原材料価格の上昇や海外市場の不安定性などによる業績の低迷が懸念されます。
経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 低迷する業績の早期回復と企業価値の向上を目指しています。
中期経営計画: 第7次中期経営計画（2025年3月期～2027年3月期）に基づき、事業の効率化と新規事業への取り組みを推進しています。
事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に酸化チタンおよび酸化鉄製品の販売による収益モデル。
市場ニーズの変化への適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、新規製品の開発や既存製品の改良に注力しています。
技術革新と主力製品
技術開発の動向: 高機能の超微粒子酸化チタンの製造技術に注力。リチウムイオン電池用チタン酸リチウムの開発も進めています。
主力製品: 酸化チタンおよび酸化鉄製品。特にリチウムイオン電池用チタン酸リチウムが注目されています。
株価の評価
EPS（会社予想）: 77.51
BPS（実績）: 1,687.79
PER（会社予想）: 10.00倍
PBR（実績）: 0.46倍
現在の株価との比較: 株価は775円で、PERは15.9に対して10.00倍と割安な水準にあります。
テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は775円から860円まで変動しており、50日移動平均線764.50円、200日移動平均線828.89円を下回る水準で推移しています。
現在の株価: 安値圏に近い水準と判断されます。
財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標:
- 売上（過去12か月）: 8.24B円
- 利益（過去12か月）: -1.09B円
- キャッシュフロー（直近四半期）: 950M円
- ROE（過去12か月）: -15.92%
- ROA（過去12か月）: -0.21%
過去数年分の傾向: 売上は増加傾向にありますが、利益は赤字が続いています。ROE、ROAともに低い水準です。
株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 1.29%
1株配当（会社予想）: 10.00円
配当性向: 36.95%
自社株買い: 自己株式保有比率1.99%
株主還元策: 安定した配当を維持しており、自社株買いも行っています。
株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間で株価は775円から860円まで変動しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因: 業績の低迷、原材料価格の上昇、海外市場の不安定性などが懸念されます。
総評
チタン工業は酸化チタンおよび酸化鉄製品の主要メーカーですが、業績の低迷が続いています。技術革新により新規製品の開発に注力しており、中期経営計画に基づき事業の効率化と新規事業への取り組みを推進しています。株価はPERが割安な水準にあり、テクニカル分析では安値圏に近い水準です。財務状況は売上は増加傾向にありますが、利益は赤字が続いており、ROE、ROAともに低い水準です。株主還元は安定した配当と自社株買いにより行っています。投資判断には慎重を期す必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 4098 |
| 企業名 | チタン工業 |
| URL | http://www.titankogyo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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