1. 企業情報
企業名: フォーサイド株式会社
概要:
フォーサイドは投資持株会社で、日本のアミューズメント、不動産、コンテンツ、イベント、マスターライツ、AI、物流などの多角的な事業を展開しています。主な事業としてクレーンゲームの景品の企画・販売、家賃保証サービス、e-book配信サービス（Mobibook）などがあります。2015年4月に社名をSmartEbook.com Co., Ltd.からForside Co., Ltd.に変更しました。
事業内容:
- クレーンゲームの景品の企画・販売
- 家賃保証サービス
- e-book配信サービス（Mobibook）
- イベントや商業施設での有名コンテンツの展示・販売
- 出版事業
設立年月日: 2000年3月31日
代表者名: 大島 正人
従業員数: 90人
平均年齢: 45.3歳
平均年収: 6,300万円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
フォーサイドはアミューズメント業界でクレーンゲームの景品の企画・販売において一定のシェアを持ち、特に景品の多様性と品質の高さで競合他社と差別化を図っています。しかし、景品市場の飽和や新たなトレンドの変化による収益の変動リスクは課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
フォーサイドはAIや物流事業の強化を掲げており、これらの分野での成長を目指しています。また、家賃保証事業から撤退し、より成長性の高い事業に集中しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- AI技術の活用による新製品の開発
- 物流事業の拡大
- コンテンツ事業の強化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
フォーサイドは多角化戦略により収益モデルの多様化を図っています。特にAIと物流分野への進出は、市場ニーズの変化に適応する可能性を高めています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
フォーサイドはAI技術の開発に注力しており、これにより新製品の開発や既存製品の改善に活用しています。
収益を牽引している製品やサービス:
クレーンゲームの景品が主力製品となっています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 2.76
- BPS（実績）: 58.56
- PER（会社予想）: 53.62倍
現在の株価148円に対して、BPSベースでは割高感を示しています。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は146円から152円の間で推移しており、50日移動平均線150.94円とほぼ同水準、200日移動平均線171.04円を下回る状況です。短期的には安値圏にあり、中長期的には下降傾向が続いています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上（過去12か月）: 534億円
- 利益率（過去12か月）: 1.20%
- ROE（過去12か月）: 3.14%
- ROA（過去12か月）: 0.80%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 163億円
過去数年で売上は増加傾向にあり、利益率も改善が見られます。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 0%
- 1株配当（会社予想）: 0円
- 配当性向: 0%
現在、配当を行っていません。
自社株買いなどの株主還元策:
自社株買いの情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間で株価は146円から152円の間で変動しており、全体的に下降傾向にあります。
株価への影響を与える要因:
業績の変動や市場環境の変化が主要な要因となっています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
フォーサイドはアミューズメント景品の企画・販売で一定のシェアを持ち、AIや物流事業の強化により成長を目指しています。しかし、株価は安値圏にあり、短期的には下降傾向が続いています。財務面では売上と利益が増加傾向にあり、ROEとROAは健全です。配当は行っていませんが、将来的に株主還元が期待されます。投資判断は慎重に行う必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 2330 |
| 企業名 | フォーサイド |
| URL | http://www.forside.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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