1. 企業情報

企業名: Speee, Inc.
概要: Speee, Inc.は日本のマーケティングインテリジェンスおよびデジタルトランスフォーメーションビジネスに従事する企業です。UZOU(広告配信プラットフォーム)、VOYAGER(統合広告運用管理プラットフォーム)、Markeship(デジタルマーケティングサポートプラットフォーム)などのサービスを提供しています。また、不動産売買支援サイト、リフォーム見積もり依頼サイト、不動産仲介レビューサイトなども運営しています。さらに、ブロックチェーンデータプラットフォームやバックオフィスサービスも提供しています。

事業内容:

  • レガシー産業DX: 70%
  • DXコンサルティング: 30%
  • 金融DX: 0%(2024年9月期)

設立年月日: 2007年11月29日
住所: 〒106-6290 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
代表者名: 大塚 英樹
従業員数: 600人
平均年齢: 29.3歳
平均年収: 5,800千円

2. 業界のポジションと市場シェア

業界: Advertising Agencies
セクター: Communication Services

業界内での競争優位性や課題:

  • 競争優位性: 豊富なデータ資産を活用したマーケティングサービス、DXコンサルティング、金融DX事業の推進。
  • 課題: 事業の多角化に伴い、各セグメントの収益化が課題となっています。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣が掲げるビジョンや戦略:

  • 事業基盤の強化と拡大を目指す。
  • 各国の会計基準の差異にとらわれず、EBITDAを経営指標として重視。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野:

  • レガシー産業DX事業: 加盟業者数、ユーザ数の増加、新規事業への投資。
  • DXコンサルティング事業: 案件獲得の増加。
  • 金融DX事業: ステーブルコイン関連のプロダクト開発への投資。

4. 事業モデルの持続可能性

収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:

  • データ活用型のマーケティングサービスとコンサルティングサービスは、市場ニーズの変化に適応しやすい。
  • 金融DX事業の成長が収益モデルの持続可能性に影響を与える可能性がある。

5. 技術革新と主力製品

技術開発の動向や独自性:

  • 金融DX事業において、ステーブルコイン関連のプロダクト開発に注力。

収益を牽引している製品やサービス:

  • UZOU、VOYAGER、Markeshipなどのマーケティングサービス。

6. 株価の評価

EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:

  • EPS(会社予想): (連)-57.56
  • BPS(実績): (連)499.64
  • 現在の株価: 2040円

株価の評価:

  • 現在の株価はBPSに比べて割安な水準にあるが、EPSが赤字であることから、投資判断には慎重を期す必要がある。

7. テクニカル分析

株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:

  • 52週高値: 5780円
  • 52週安値: 886円
  • 現在の株価: 2040円
  • 株価は52週安値から大幅に上昇しているが、52週高値には達していない。

8. 財務諸表分析

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:

  • 売上(過去12か月): 15,860百万円
  • 利益(過去12か月): 128百万円
  • キャッシュフロー(直近四半期): 4.62B円
  • ROE(過去12か月): 2.46%
  • ROA(過去12か月): 2.87%

過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:

  • 売上高は増加傾向にあるが、営業利益は赤字に転落している。

9. 株主還元と配当方針

配当利回りや配当性向の分析:

  • 配当利回り(会社予想): 0.00%
  • 配当性向: 0.00%

自社株買いなどの株主還元策:

  • 自社株買い: 0.04%

10. 株価モメンタムと投資家関心

株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い):

  • 直近10日間の株価は上昇傾向にある。

株価への影響を与える要因:

  • 事業の多角化による収益化の課題、EBITDAの減少など。

11. 総評

各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:

  • Speee, Inc.はデータ活用型のマーケティングサービスとコンサルティングサービスを提供する企業で、事業の多角化により成長の可能性を秘めています。しかし、各セグメントの収益化が課題となっており、特に金融DX事業は損失を計上しています。株価は52週安値から大幅に上昇していますが、52週高値には達していません。財務面ではROEとROAが健全ですが、営業利益は赤字に転落しています。投資判断には慎重を期す必要があり、事業の収益化と株価のパフォーマンスを注視する必要があります。

企業情報

銘柄コード 4499
企業名 Speee
URL https://speee.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

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