EPSに基づく計算とBPSに基づく計算
- 株価: 1,525円
- EPS（会社予想）: 110.61円
- BPS（実績）: 2,627.59円
PER計算:
[ PER = \frac{\text{株価}}{\text{EPS}} = \frac{1,525}{110.61} \approx 13.80 \text{倍} ]
BPSとの比較:
BPSは過去の実績値であり、BPSが高いほど株価が割高である可能性が高い。ゆうちょ銀行のBPSは2,627.59円と非常に高く、現在の株価との比較では割高な水準にある可能性が高い。
高値および安値
- 年初来高値: 1,748円
- 年初来安値: 1,254円
- 現在の株価: 1,525円
現在の株価は年初来高値から約17%下落し、年初来安値から約22%上昇している。短期的には安値圏から反発しているが、長期的には下落トレンドが続いている。
移動平均線
- 50日移動平均線: 1,424.49円
- 200日移動平均線: 1,487.36円
現在の株価は50日移動平均線を上回っており、短期的には上昇トレンドにある。しかし、200日移動平均線を下回っており、長期的には下降トレンドにある。
収益性
- 経常収益（直近四半期）: 1兆2,551億円（前年同期比-3.4%）
- 経常利益（直近四半期）: 3兆2,143億円（前年同期比+26.6%）
- 中間純利益（直近四半期）: 2,228億円（前年同期比+22.3%）
- 1株当たり中間純利益（直近四半期）: 61.61円（前年同期比+22.3%）
収益性は減少しているものの、利益は増加しており、特に経常利益が顕著な上昇を示している。
財務安全性
- 自己資本比率（直近四半期）: 3.9%
- 総資産: 238兆3,339億円
自己資本比率は低いが、総資産規模が非常に大きく、財務安全性は比較的高めである。
業界のポジションと市場シェア
ゆうちょ銀行は日本最大の預金金融機関であり、預貯金額で国内最大。郵便局を通じて全国的なネットワークを持ち、市場シェアは非常に高い。
経営戦略と重点分野
ゆうちょ銀行は主に銀行業に特化しており、預金、貸付、投資信託、保険などの幅広い金融サービスを提供している。特に国債主体の運用を多様化しており、事業の多角化を推進している。
事業モデルの持続可能性
ゆうちょ銀行の事業モデルは安定しており、広範な顧客基盤と全国的なネットワークを活用したサービス提供が可能。しかし、金融業界の競争激化やデジタル化の進展に対応する必要がある。
技術革新と主力製品
ゆうちょ銀行はインターネットバンキングサービスを提供しており、サービスのデジタル化を進めている。また、モバイルバンキングやオンライン取引プラットフォームの拡大が注目される。
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.67%
- 年間配当予想: 56円
株主還元は比較的高く、安定した配当政策が続いている。
株価モメンタムと投資家関心
- 出来高: 6,317,300株
- 信用買残: 5,067,200株
- 信用売残: 175,200株
株価モメンタムは中程度で、投資家関心は比較的高いが、信用売残が増加している点は注意が必要。
総評
ゆうちょ銀行は安定した収益と高いBPSを持ち、短期的には割高な水準にある可能性が高い。しかし、長期的には下降トレンドが続いており、注意が必要。事業モデルの持続可能性は高いが、競争とデジタル化への対応が重要となる。株主還元は良好であり、配当政策は安定している。
企業情報
| 銘柄コード | 7182 |
| 企業名 | ゆうちょ銀行 |
| URL | http://www.jp-bank.japanpost.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 銀行 – 銀行業 |
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