概要
- 企業名: 大伸化学株式会社
- 事業内容: 塗料、化学品の製造・販売。主にラッカーシンナー、合成樹脂塗料用シンナー、洗浄用シンナー、印刷用溶剤、特殊シンナー、単一溶剤など。
- 設立年月日: 1952年12月11日
- 代表者名: 堀越 進
- 本社所在地: 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル
- 従業員数: 236人
- 平均年齢: 42.5歳
- 平均年収: 6,520千円
業界内での競争優位性や課題
- 競争優位性: 塗料・インキ・印刷産業の主要顧客であり、販売代理店網は業界最大規模。シンナー専業で国内首位。
- 課題: 原材料価格の高騰、運送費の上昇などによる利益減少。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
- 中期経営計画: 売上高360億20百万円、営業利益9億90百万円、経常利益10億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7億20百万円を2026年3月期に予想。
具体的な施策や重点分野
- 主要な事業分野は化学品事業であり、特に塗料関連製品に重点を置いている。
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
- 収益モデル: 主に塗料・インキ・印刷産業向けの製品を販売しており、安定した収益源となっている。
- 市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、新製品の開発や既存製品の改良に注力している。
技術開発の動向や独自性
- 技術開発: 技術革新により新製品の開発を継続しており、市場ニーズに応じた製品を提供している。
- 独自性: シンナー専業で国内首位であり、技術力で競争優位性を維持している。
収益を牽引している製品やサービス
- 主力製品はラッカーシンナー、合成樹脂塗料用シンナー、洗浄用シンナーなど。
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
- EPS（会社予想）: 157.37円
- BPS（実績）: 3,610.83円
- 現在の株価: 1,420円
- PER（会社予想）: 9.02倍
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
- 直近10日間の株価推移: 株価は1,410円から1,446円の間で推移しており、52週高値（1,548円）からやや低い水準。
- 移動平均線: 50日移動平均線は1,393.66円、200日移動平均線は1,385.90円。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高（過去12か月）: 34.2B円
- 利益率: 1.61%
- ROE（過去12か月）: 3.45%
- ROA（過去12か月）: 1.91%
- キャッシュフロー（直近四半期）: 5.54B円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する
- 売上高: 増加傾向（前年比+6.9%）
- 営業利益: 減少（前年同期比-3.2%）
- 経常利益: 減少（前年同期比-6.9%）
- 純利益: 減少（前年同期比-6.2%）
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 2.82%
- 配当性向: 35.04%
自社株買いなどの株主還元策
- 自社株買い: 0.37%の自社従業員持株会が保有。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
- 直近10日間の株価推移: 横ばいからわずかな上昇傾向。
株価への影響を与える要因など
- 影響要因: 原材料価格の高騰、運送費の上昇、市場動向など。
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理
- 全体的な見解: 大伸化学は塗料・インキ・印刷産業向けの化学品の主要サプライヤーであり、業界内での競争優位性は高い。しかし、原材料価格の高騰や運送費の上昇による利益減少が懸念される。株価は52週高値からやや低い水準であり、中長期的には持続可能な収益モデルと安定した配当性向が投資家に魅力的である。ただし、世界経済の減速懸念や地政学的リスクにも注意が必要。
企業情報
| 銘柄コード | 4629 |
| 企業名 | 大伸化学 |
| URL | http://www.daishin-chemical.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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