1. 企業情報

  • 企業概要: eBASE株式会社は、商品情報データベースソフト「eBASE」の開発・販売を主力とするソフトウェア企業です。食品、日用品、住宅、化学業界など幅広い分野向けに、商品情報や業務データの管理システムを提供しています。
  • 事業内容:
    • パッケージソフトウェア開発販売(売上比率51%)
    • IT開発アウトソーシング(eBASE-PLUS、売上比率49%)
  • 設立: 2001年10月1日
  • 所在地: 大阪市北区
  • 従業員数: 482名(平均年齢39.8歳、平均年収5,260千円)

2. 業界のポジションと市場シェア

  • 業界内ポジション: 商品情報管理システム分野で高い専門性を持ち、特に食品業界向けではデファクトスタンダード的な位置付け。日用品や住宅業界にも展開を拡大中。
  • 競争優位性:
    • 長年の業界特化型ノウハウ
    • クラウドやデータプールサービスを含む総合的なソリューション
  • 課題:
    • 2nd eBASEの普及進捗に遅れ
    • 業界横断的な競争激化(大手ITベンダー等との競合)

3. 経営戦略と重点分野

  • ビジョン・戦略:
    • 商品情報流通の「デファクトスタンダード」化を目指す
    • BtoB、BtoBtoCモデルの強化
  • 中期経営計画:
    • 2nd eBASEの普及推進
    • 各業界ニーズに合わせたカスタマイズ・提案力強化
    • eBASE-PLUS事業で高単価案件へのシフトと稼働率維持

4. 事業モデルの持続可能性

  • 収益モデル:
    • パッケージソフトの販売+保守・運用サービス
    • クラウド型サービス、データプール利用料
    • ITアウトソーシング(受託開発・サポート)
  • 市場変化への適応力:
    • 業界特化型のため顧客の囲い込みが進みやすい
    • クラウド化・データ連携強化で今後の市場変化にも対応

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発動向:
    • 2nd eBASE(次世代商品情報管理システム)の普及に注力
    • クラウドサービス、データプール連携、業界標準化への対応
  • 主力製品・サービス:
    • 「eBASE」シリーズ(食品・日用品・住宅・化学等向け)
    • eBASE-PLUS(ITアウトソーシング)

6. 株価の評価

  • PER(予想): 17.89倍(業界平均23.2倍より低い)
  • PBR(実績): 3.33倍(業界平均2.3倍より高い)
  • EPS(予想): 30.52円
  • BPS(実績): 163.84円
  • 株価(5/19終値): 546円
  • 株価指標比較:
    • PERは業界平均より割安水準
    • PBRは業界平均よりやや高水準
    • ROE(17.5%)は高水準

7. テクニカル分析

  • 株価推移:
    • 直近10日間は530〜550円台で推移、出来高は安定
    • 年初来高値676円、安値451円
    • 50日移動平均: 534.46円、200日移動平均: 603.08円
  • 現在の水準:
    • 直近は50日平均をやや上回る水準
    • 200日平均を大きく下回っており、長期的には安値圏に位置

8. 財務諸表分析

  • 売上高:
    • 2021年3月期: 4,303百万円 → 2024年3月期: 5,192百万円(4年で約20%増)
  • 営業利益・純利益:
    • 営業利益率は20%超、純利益率も20%前後と高水準
    • 2024年3月期純利益: 1,144百万円(前年比+28.6%)
  • ROE/ROA:
    • ROE: 17.5%、ROA: 13.9%(効率性高い)
  • 自己資本比率:
    • 90.7%(極めて高い安全性)
  • キャッシュフロー:
    • 現金保有高は豊富、流動比率も高い
  • 成長性:
    • 直近の四半期売上・利益は前年同期比で減少傾向(成長鈍化の兆し)

9. 株主還元と配当方針

  • 配当利回り: 2.78%(予想)
  • 配当性向: 38.46%
  • 配当実績: 年間15.20円(2025年3月期予想)
  • 自社株買い: 自己株式保有比率4.15%
  • 過去の配当推移: 5年平均利回り1.12%→直近は増配傾向

10. 株価モメンタムと投資家関心

  • 株価モメンタム:
    • 直近は底堅く推移、年初来安値からは反発
    • 52週変動率は-22.19%(やや軟調)
  • 信用取引動向:
    • 信用買残が多く、信用倍率112倍と買い残が積み上がる状況
  • 投資家構成:
    • インサイダー保有率高く(48.66%)、安定株主が多い
    • 機関投資家保有は9.55%

11. 総評

eBASE株式会社は、商品情報管理システム分野で高い専門性と競争力を持ち、食品・日用品・住宅業界を中心に事業を拡大しています。財務基盤は極めて安定しており、自己資本比率・ROEともに高水準です。
直近の業績は増収増益を維持していますが、成長率はやや鈍化傾向も見られます。株価は業界平均PERより割安で推移し、配当も増加傾向です。
今後は2nd eBASEの普及進捗や新規分野への展開が成長のカギとなります。信用買残が多く、株価モメンタムには注意が必要です。
全体として、安定した財務と業界内での強みを持つ企業であることが確認できます。


企業情報

銘柄コード 3835
企業名 eBASE
URL http://www.ebase.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

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By シャーロット

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