1. 企業情報
事業内容
ACCESSは、IoT、Webプラットフォーム、ネットワーク関連のソフトウェア開発を主力とする情報通信企業です。主な製品は、スマートTVや車載インフォテインメント向けHTML5ブラウザ「NetFront Browser」シリーズ、IoTゲートウェイ、ネットワークOS「OcNOS」など。北米を中心にグローバル展開しており、家電・自動車・通信キャリア・放送・出版・エネルギーインフラなど幅広い業界に技術を提供しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
競争優位性・課題
- ネットワークOS(ホワイトボックス向け)や組み込みブラウザ分野において一定の技術的優位性を有しています。
- 競合には国内外の大手ITベンダーやオープンソース勢力が存在し、価格競争・技術革新の速さが課題です。
- DXやIoT化の進展により市場拡大が期待される一方、収益性確保が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
ビジョン・戦略
- 「IoT」「Webプラットフォーム」「ネットワーク」の3事業を柱とし、クラウド・AI・エッジ領域への展開を強化。
- 中期経営計画では、ネットワーク事業を成長ドライバーと位置づけ、ホワイトボックス市場や海外展開を拡大。
- 受託開発から自社プロダクト販売への転換、ストック型ビジネスの拡大を志向。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル・市場適応力
- ソフトウェアライセンス・受託開発・サブスクリプション型サービスが収益源。
- 市場ニーズの変化(IoT・車載・5G・DX)への対応力は高いが、収益性の安定化が今後の課題。
- 技術トレンドの変化や競争激化への柔軟な対応が求められます。
5. 技術革新と主力製品
技術開発動向・独自性
- 独自のHTML5ブラウザ技術(NetFrontシリーズ)や、OCP準拠のネットワークOS「OcNOS」など、組み込み用途に強み。
- IoTゲートウェイや車載向けソリューションも展開。
- 近年はクラウド連携やAI技術の活用にも注力。
6. 株価の評価
株価指標(2025/5/21終値: 786円)
- PBR(実績): 1.27倍(業界平均2.3倍より低い)
- BPS(実績): 618.36円
- EPS(過去12か月): 0.55円
- PER: —(利益が小さく、算出不可)
- 業界平均PER: 23.2倍
評価
- PBRは業界平均を下回り、純資産価値に近い水準。
- EPSが低く、PER算出困難なため、利益成長期待の織り込みは限定的。
7. テクニカル分析
- 直近株価は786円。年初来高値1,192円、年初来安値642円。
- 50日移動平均: 797.94円、200日移動平均: 1,065.78円。
- 株価は中期的に下落傾向で、安値圏に位置。
- 直近10日間は780~810円で推移し、値動きはやや横ばい。
8. 財務諸表分析
売上・利益・キャッシュフロー等(年度比較)
- 売上高は継続的に増加(2021年7.5B→2024年16.6B円)。
- 営業利益・純利益は赤字が続くも、直近12か月で黒字転換(純利益1,739万円)。
- 営業キャッシュフローはプラスだが、投資活動によるキャッシュ流出が大きい。
- ROE: -1.26%(実績)、ROA: 0.09%(過去12か月)と資本効率は低い。
- 自己資本比率は高水準(77.8~82.8%)。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%、配当性向: 0.00%、配当実績・予想ともにゼロ。
- 自社株買い等の株主還元策は特に公表なし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価は過去1年で大きく下落(52週変化率: -48.22%)。
- 出来高は安定的、信用倍率2.10倍とやや買い残優勢。
- 直近は横ばい~弱含み、材料待ちの状況。
- インサイダー保有比率が高く、機関投資家の比率は低い。
11. 総評
ACCESSは、IoTやネットワークOS、組み込みブラウザなど独自技術を持つ情報通信企業です。売上高は堅調に拡大していますが、利益面では赤字が続き、直近でようやく黒字化の兆しが見られます。財務基盤は堅固(高自己資本比率)ですが、収益性の改善が今後の重要課題です。株価は安値圏で推移しており、配当など株主還元策は見られません。今後はネットワーク事業の成長や収益構造の転換が注目されます。
企業情報
銘柄コード | 4813 |
企業名 | ACCESS |
URL | https://www.access-company.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (2.0.0)」によって自動生成されました。
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