1. 企業情報
企業名: 株式会社山大
概要: 山大は住宅資材の卸売・小売、木材加工、住宅建築、不動産賃貸などを事業とする企業です。宮城県を地盤とし、主に県産材を使用しています。また、注文住宅の請負も手がけています。
事業内容: 住宅資材69(3)、建設30(-1)、賃貸1(79)(2024.3)
設立年月日: 1964年8月5日
代表者名: 高橋 暢介
住所: 〒986-0842 宮城県石巻市潮見町2-3
従業員数: 不明
平均年齢: 41.5歳
平均年収: 3,660千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
山大は宮城県を中心とした住宅資材市場で比較的強い地位を占めています。主要競争力は地場産材の利用と地域密着型のサービスです。しかし、競争激化による価格圧縮や原材料価格の高騰などは課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
山大は住宅資材事業において大型木造物件への注力と地場工務店への営業強化を掲げています。建設事業では注文住宅の競争激化に対応するため、戦略を展開しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 住宅資材事業: 大型木造物件への注力、地場工務店への営業強化
- 建設事業: 注文住宅等の競争激化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
山大の事業モデルは住宅資材の卸売・小売と住宅建築サービスに依存しています。市場ニーズの変化に柔軟に対応できる体制を整えていますが、原材料価格の高騰や競争激化に対処する必要がある。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
技術革新については詳細な情報が提供されていませんが、木材加工におけるコンピューターカット技術などは独自性があります。
収益を牽引している製品やサービス:
住宅資材と木材加工が主力製品です。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 20.71
- BPS（実績）: 1,941.53
- 現在の株価: 1076.0円
- PER（会社予想）: 51.96倍
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均線: 1109.50
- 200日移動平均線: 1177.71
- 直近10日間の株価は1070円から1095円の間で推移しており、50日移動平均線と200日移動平均線より低い水準で安値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高 (過去12か月): 4,140百万円
- 営業損失: 147.666百万円
- 経常損失: 126.591百万円
- 純損失: 152.340百万円
- ROE（実績）: -66.60%
- ROA（実績）: 不明
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
- 売上高は減少傾向にあり、営業損失が拡大しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 2.79%
- 1株配当（会社予想）: 30.00円
- 配当性向: 不明
自社株買いなどの株主還元策:
- 自社株買い: 6.44%
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は1070円から1095円の間で推移しており、上昇傾向にありません。
株価への影響を与える要因:
原材料価格の高騰、競争激化、減損損失の計上など。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
山大は住宅資材と木材加工を主力とする企業ですが、営業損失が拡大しており、ROEも負の数値となっています。市場競争の激化や原材料価格の高騰が業績に影響を与えています。株価は安値圏にあり、投資家関心も低調です。中期経営計画では住宅資材事業と建設事業の強化を掲げていますが、市場の厳しい状況を考慮すると、業績回復は容易ではないと判断されます。
企業情報
| 銘柄コード | 7426 |
| 企業名 | 山大 |
| URL | http://www.yamadai.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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