2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業名: 株式会社ダイセル
- 代表者名: 榊 康裕
- その他: 上場会社、コード番号: 4202、URL: https://www.daicel.com
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月13日
- 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日
- その他: 決算補足説明資料作成の有無: 有、決算説明会開催の有無: 有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- メディカル・ヘルスケア事業: 光学異性体分離カラム、健康食品素材 他
- スマート事業: カプロラクトン誘導体、エポキシ化合物、半導体レジスト材料、電子材料向け溶剤、機能フィルム 他
- セイフティ事業: 自動車エアバッグ用インフレータ、電流遮断器 他
- マテリアル事業: 酢酸および酢酸誘導体、アセテート・トウ、酢酸セルロース、化粧品原料 他
- エンジニアリングプラスチック事業: ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマー、水溶性高分子、各種合成樹脂加工品 他
- その他: 水処理用分離膜モジュール、運輸倉庫業 他
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 276,942,682株 (2025年3月期末、自己株式を含む)
- その他: 期末自己株式数: 11,814,115株、期中平均株式数: 272,707,565株
- 今後の予定:
- 株主総会: 2025年6月20日
- その他: 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月18日、配当支払開始予定日: 2025年6月23日
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表:
- 総資産: 813,831百万円 (2025年3月期)
- 純資産: 375,037百万円 (2025年3月期)
- 自己資本比率: 44.2% (2025年3月期)
- 1株当たり純資産: 1,357.77円 (2025年3月期)
- 損益計算書:
- 売上高: 586,531百万円 (2025年3月期)
- 営業利益: 61,011百万円 (2025年3月期)
- 経常利益: 62,320百万円 (2025年3月期)
- 当期純利益: 49,480百万円 (2025年3月期)
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュ・フロー: 93,406百万円 (2025年3月期)
- 投資活動によるキャッシュ・フロー: △47,869百万円 (2025年3月期)
- 財務活動によるキャッシュ・フロー: △48,855百万円 (2025年3月期)
- 収益性:
- 売上高: 586,531百万円 (2025年3月期、対前期比5.1%増)
- 営業利益: 61,011百万円 (2025年3月期、対前期比△2.2%減)
- 経常利益: 62,320百万円 (2025年3月期、対前期比△8.9%減)
- 純利益: 49,480百万円 (2025年3月期、対前期比△11.4%減)
- 1株当たり当期純利益: 181.44円 (2025年3月期)
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 44.2% (2025年3月期)
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 10.4% (2024年3月期)
- セグメント別:
- メディカル・ヘルスケア事業: 売上高144億38百万円(前年度比3.7%増)、営業利益2億61百万円(同67.0%減)
- スマート事業: 売上高373億14百万円(前年度比10.4%増)、営業損失7億80百万円(前年度は営業損失8億97百万円)
- セイフティ事業: 売上高976億20百万円(前年度比2.1%増)、営業利益39億31百万円(同31.4%増)
- マテリアル事業: 売上高1,834億4百万円(前年度比0.6%増)、営業利益296億26百万円(同27.4%減)
- エンジニアリングプラスチック事業: 売上高2,479億86百万円(前年度比9.3%増)、営業利益270億6百万円(同47.6%増)
- その他: 売上高57億67百万円(前年度比1.6%増)、営業利益9億65百万円(同128.7%増)
- 財務の解説:
- 売上高は増収、営業利益、経常利益、当期純利益は減益。
- 世界経済の先行き不透明感、需要の回復傾向、販売数量の増加、コストダウンなどが影響。
配当
- 配当実績と予想:
- 第1四半期末: 25.00円
- 第2四半期末: 30.00円
- 期末: 30.00円
- 年間配当予想: 60.00円 (2026年3月期予想)
- 特別配当の有無: 無
セグメント別情報
- セグメント別状況: 上記「財務指標」の「セグメント別」を参照。
- セグメント戦略:
- メディカル・ヘルスケア事業: ライフサイエンス事業は、キラルカラム用充填剤の販売が減少したが、インドでの分析サービスなどの増加により増収。コスメ・健康食品事業は、インバウンドの増加などにより健康食品素材の販売数量が増加し、増収。
- スマート事業: ファンクショナルプロダクツ事業は、カプロラクトン誘導体の中国市場での需要回復などによる販売数量の増加、エポキシ化合物の液晶パネルや電子材料向けの需要回復による販売数量の増加により増収。アドバンストテクノロジー事業は、半導体材料市場の回復による電子材料向け溶剤、レジスト材料の販売数量増加などにより増収。
- セイフティ事業: 自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)などのモビリティ事業は、上期に日本市場における自動車メーカーの認証不正問題や中国市場での日系自動車メーカーの不調による影響を受けたものの、下期に日系や中国の自動車メーカーの生産台数が回復したことで販売数量が増加し、増収。
- マテリアル事業: アセチル事業の酢酸は、主要誘導品の酢酸ビニルや高純度テレフタル酸の需要が引き続き低調であることに加え、原料(一酸化炭素) プラントの初期トラブルにより販売調整を実施したことで販売数量が減少し、減収。アセテート・トウは、堅調な需要の継続により販売数量が増加したことや、為替の影響などにより、増収。
- エンジニアリングプラスチック事業: ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどポリプラスチックス株式会社の事業は、自動車や産業機器向け、電子材料向けなどの販売数量の増加や、為替の影響などにより、増収。水溶性高分子、包装フィルム、AS樹脂などダイセルミライズ株式会社の事業は、2024年7月から樹脂コンパウンド事業を持分法適用会社ノバセル株式会社へ移管したことにより、減収。
- その他: その他部門は、水処理用分離膜モジュールなどのメンブレン事業の販売が減少したものの、運輸倉庫業の販売増加などにより、増収。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 世界経済は、米国の関税政策による様々な市場や各国経済、金融市場などへの影響、ウクライナ・中東情勢の影響などが懸念される状況で推移する見通し。
今後の見通し
- 業績予想:
- 売上高: 600,000百万円 (2026年3月期予想、対前期比2.3%増)
- 営業利益: 54,000百万円 (2026年3月期予想、対前期比11.5%減)
- 経常利益: 56,000百万円 (2026年3月期予想、対前期比10.1%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 54,000百万円 (2026年3月期予想、対前期比9.1%増)
- リスク要因:
- 為替レート: 140円/US$を想定
- メタノールアジアスポット価格: US$330/tonを想定
- ドバイ原油価格: US$75/bb1を想定
- 国産ナフサ価格: 67,000円/k1を想定
重要な注記
- 会計方針:
- 2022年改正会計基準等を当連結会計年度の期首から適用。
- 表示方法の変更(営業外費用の「寄付金」を「その他」へ、営業活動CFの「修繕引当金の増減額」を独立掲記)。
- その他:
- 連結業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断。
- セグメント情報の変更。
- 減損損失の計上。
- 2024年度より、DOE(株主資本配当率)を新たな指標として導入。
- 自己株式取得、株主還元性向63.1%。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4202 |
企業名 | ダイセル |
URL | http://www.daicel.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (2.1.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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