1. 企業情報
- 企業名: 株式会社大運
- 概要: 株式会社大運は、日本の港湾運送および自動車運送事業を主要事業とする企業です。ポートトランスポーテーション事業とカートランスポーテーション事業の2つのセグメントで事業を展開しています。ポートトランスポーテーション事業では、輸出入および短海輸送、貨物取扱、通関、倉庫保管サービスを提供しています。カートランスポーテーション事業では、海洋コンテナ、フェリー、トラック輸送サービスを提供し、海上輸送、航空貨物取扱、旅行代理、代理輸送、自動車損害、火災、人身傷害、その他非生命保険商品を提供しています。
- 設立年月日: 1945年3月31日
- 代表者名: 岩崎 雅信
- 本社所在地: 〒541-0056 大阪市中央区久太郎町4-1-3
- 従業員数: 不明
- 平均年齢: 48.6歳
- 平均年収: 5,780千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 阪神港の地盤を活かした港湾運送事業で、パナソニック、スクリーンなどの大口荷主を持つ。
- 課題: 自動車運送事業では収益が厳しい状況。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョンと戦略: ポートトランスポーテーション事業の受注堅調を背景に、事業の拡大と効率化を目指す。
- 中期経営計画の具体的な施策: ポートトランスポーテーション事業の強化と、自動車運送事業の再構築。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 港湾運送と自動車運送による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 社会経済活動の正常化による緩やかな回復を見込む。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新に関する詳細は不明。
- 収益を牽引する製品やサービス: ポートトランスポーテーション事業が主力。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 57.73
- BPS（実績）: 714.99
- PER（会社予想）: 7.05倍
- PBR（実績）: 0.57倍
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、407円から416円の間で推移しており、安値圏から中値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で6.69B円
- 利益率: 営業利益率 1.86%
- ROE（過去12か月）: 4.65%
- キャッシュフロー: 営業CF 184.29M円、Free Cash Flow -14.09M円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.19%
- 1株配当（会社予想）: 13.00円
- 配当性向: 23.22%
- 自社株買い: 自己株式保有数 1,377,853株（2025年3月期）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で安値407円、高値416円と、横ばい圏内。
- 株価への影響を与える要因: 社会経済活動の正常化、ウクライナや中東情勢、円安、中国経済の減速など。
11. 総評
- 各分析結果のまとめ: ポートトランスポーテーション事業が主力で、大口荷主からの受注が堅調。自動車運送事業は収益が厳しい状況。株価は安値圏から中値圏に位置している。財務面では自己資本比率は63.9%と健全。配当性向は23.22%と適度。
- 全体的な見解: ポートトランスポーテーション事業の強化と自動車運送事業の再構築に注目。市場動向やリスク要因に注意が必要。株価は中値圏で、投資判断には慎重を期すべき。
企業情報
| 銘柄コード | 9363 |
| 企業名 | 大運 |
| URL | http://www.daiunex.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
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