1. 現在の株価の評価
現在の株価は370円です。 EPS、BPSに基づく株価評価は、提供された情報からは算出できません。 損益計算書によると、過去12ヶ月と直近四半期のEPSは大幅な赤字であり、BPSは負となっています。そのため、PER、PBRを用いた評価は不可能です。 年初来高値1445円と比較すると、現在の株価は大幅に低迷しています。 業界平均PER（25.7）とPBR（2.5）との比較も、Birdmanの現状の財務状況を鑑みると、意味を成しません。
2. テクニカル分析
直近の株価は370円で、高値382円、安値361円を推移しています。 12月16日の終値は前日比10円安と小幅な下落です。出来高は67,700株と低水準です。年初来安値318円を上回っていますが、年初来高値1445円からは大幅に下落しています。 50日移動平均線(439.26円)と200日移動平均線(825.59円)を下回っており、短期、中期的なトレンドは弱気であると示唆されます。
3. 財務諸表分析
Birdmanは、2024年6月期決算で大幅な減収減益、そして債務超過に陥っています。 2025年6月期第1四半期決算も大幅な減収減益であり、純損失を計上しています。 営業利益率、純利益率は著しく低い、もしくは負となっています。 自己資本比率は17.5%と低く、財務体質の脆弱さが懸念されます。 直近四半期のBook Value Per Shareは-222.01円と負の値となっており、企業価値の毀損を示唆しています。 また、Operating Cash FlowとLevered Free Cash Flowも大幅なマイナスとなっており、キャッシュフローの悪化が顕著です。
4. 業界のポジションと市場シェア
Birdmanが属する広告代理店業界における市場シェアに関する情報は提供されていません。
5. 経営戦略と重点分野
BirdmanはMX事業（マーケティング・トランスフォーメーション）とEX事業（エンターテインメント・トランスフォーメーション）の2つの事業セグメントを展開しています。 しかし、EX事業の見直しに伴い大幅な減収が発生しており、経営戦略の修正が必要な状況です。
6. 事業モデルの持続可能性
現在の財務状況と大幅な減収を踏まえると、Birdmanの事業モデルの持続可能性には大きな疑問符が付きます。 上場維持のため増資を検討している状況も、事業モデルの持続可能性に懸念があることを示唆しています。
7. 技術革新と主力製品
Birdmanの技術革新や主力製品に関する情報は、提供された資料からは明確に読み取れません。
8. 株主還元と配当方針
現在の配当利回りは0%で、配当は行われていません。
9. 株価モメンタムと投資家関心
株価は年初来高値から大幅に下落しており、ネガティブなモメンタムが継続しています。 信用買残は減少傾向にあり、投資家関心の低下を示唆しています。
10. 総評
Birdmanは、大幅な減収減益、債務超過、そして低い自己資本比率など、多くの課題を抱えています。 直近の決算短信からは、事業モデルの持続可能性に大きな懸念があり、投資判断には慎重な検討が必要です。 追加の情報や今後の経営状況の改善が確認されない限り、投資リスクは高いと判断できます。
企業情報
| 銘柄コード | 7063 |
| 企業名 | Birdman |
| URL | https://birdman.tokyo/company/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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