決算説明：エヌ・ピー・シー（6255）

2024年8月期 決算説明会資料

基本情報

• セグメント: 2つの事業部制から事業部を一本化（環境関連事業部を装置関連事業部に統合）。製品カテゴリ別に売上高を開示。
  • 太陽電池製造装置：太陽光パネルの組立装置、検査装置、搬送装置等
  • FA装置：太陽電池業界以外の業界に提供する自動化装置
  • 太陽光パネル解体装置：太陽光パネルを部材毎(ガラス、セルシート、アルミフレーム、ジャンクションボックス等)に分離・解体する装置
  • 部品：装置の予備(交換)部品、消耗品等
  • 環境関連サービス：発電所の検査サービス、太陽光パネルのリユース・リサイクル、人工光植物工場でのレタス栽培・販売、新事業を含むその他の開発中の事業

業績サマリー

• 主要指標(連結、百万円):
  • 営業収益：10,797 (前期比 15.8%増)
  • 営業利益：2,436 (前期比 149.6%増)
  • 経常利益：2,426 (前期比 151.9%増)
  • 純利益：1,676 (前期比 68.8%増)
• セグメント別状況:
  • 装置関連事業：売上高 10,279百万円 (前期比 18.3%増)、構成比 約95%、営業利益 3,070百万円 (前期比 106.2%増)
  • 環境関連事業：売上高 517百万円 (前期比 -18.1%減)、構成比 約5%、営業利益 102百万円 (前期比 -22.7%減)

業績の背景分析

• 業績概要: 売上総利益率の向上、利益の大幅な増加。
• 増減要因:
  • 売上高：First Solar社の一部案件がFY2025へ期ずれ。その他案件は予定通り。
  • 売上総利益：材料費抑制、現地作業の効率化、部品販売の好調、円安効果。
  • 営業利益・経常利益・純利益：売上総利益の増加。
• 競争環境: バックエンドライン装置メーカーは限定されており、高いシェアを有する。太陽光パネル解体装置市場は新規参入が増加。
• リスク要因: First Solar社への業績偏重。

戦略と施策

• 現在の戦略: 組織変更により組織や人的資本を効率化、FA装置や太陽光パネル解体装置の営業活動を強化。安定顧客獲得、業容拡大、体制強化、企業価値向上を目指す。
• 進行中の施策: First Solar社との取引拡大(シェア向上)、ペロブスカイト太陽電池関連装置の需要獲得、FA装置と太陽光パネル解体装置事業の拡大、環境関連サービスの新規事業創出。

将来予測と見通し

• 業績予想(連結、百万円):
  • 営業収益：10,925 (前期比 1.2%増)
  • 営業利益：2,069 (前期比 -15.1%減)
  • 純利益：1,549 (前期比 -7.6%減)
• 中長期計画: 2027年8月期に売上高13,000百万円、営業利益2,600百万円を計画。
• マクロ経済の影響: 円安効果。

配当と株主還元

• 配当方針: FY2024期末配当を1株あたり10円に増配。FY2025は減益となるが、配当金額は維持。

製品やサービス

• 製品: 太陽電池製造装置、FA装置、太陽光パネル解体装置、部品
• サービス: 発電所の検査サービス、パネルのリユース・リサイクル、植物工場ビジネス

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