大東建託 (1878) 銘柄分析 (2024年12月16日時点)
現在の株価の評価
* 株価: 17,695円
* EPS (会社予想): 1,284.75円 -> PER (株価 / EPS): 13.77倍
* BPS (実績): 6,828.15円 -> PBR (株価 / BPS): 2.59倍
株価はEPS、BPSの両面から算出したPER、PBRで評価が可能。業界平均PER (13.6倍) と比較すると、PERはやや割高。一方、業界平均PBR (1.6倍) と比較すると、PBRは割高となっている。
テクニカル分析
* 年初来高値: 18,380円
* 年初来安値: 15,805円
* 50日移動平均線: 17,107.20円
* 200日移動平均線: 17,099.78円
株価は年初来高値に近く、50日、200日移動平均線よりも上にある。短期的にも長期的にも上昇トレンドにあると解釈できる。ただし、高値圏にあるため、今後の株価の動きには注意が必要。
財務諸表分析
* 売上高は過去数年堅調に増加。2025年3月期第2四半期決算短信では、前年同期比8.4%増。
* 営業利益も増加傾向。2025年3月期第2四半期決算短信では、前年同期比36.6%増と大幅な増益。
* 自己資本比率は37.3%と、不動産業としては標準的な水準。
* 営業キャッシュフローはプラスで安定的に推移。
業界のポジションと市場シェア
大東建託は、賃貸住宅市場において圧倒的な存在感を示している。賃貸仲介でも首位。独自ノウハウによる地主への建物賃貸事業提案、仲介・管理・家賃保証などの一貫体制が強み。
経営戦略と重点分野
2024年度～2026年度の中期経営計画に基づき事業活動推進中。建設事業の利益拡大、不動産賃貸事業の安定経営、不動産開発事業の成長などが重点分野と考えられる。
事業モデルの持続可能性
新設住宅着工戸数は減少傾向にあるものの、賃貸住宅分野は増加傾向にあり、大東建託の事業モデルは中長期的にも持続可能と考えられる。ただし、インフレの継続、円安の進行、建設業や運送業における2024年問題等のリスク要因が存在する。
技術革新と主力製品・サービス
主力製品・サービスは賃貸住宅の建設、管理、仲介、家賃保証など。技術革新に関する情報は開示資料からは不明。
株主還元と配当方針
配当性向5割メド。2025年3月期年間配当予想は630円。配当利回り（会社予想）は3.56%。
株価モメンタムと投資家関心
信用倍率は0.50倍と、売りが買いを上回っている。
総評
大東建託は賃貸住宅市場におけるリーディングカンパニーであり、安定した収益基盤を築いている。財務状況も良好で、株主還元にも積極的。ただし、現在の株価水準は割高感があるため、今後の株価動向には注意が必要。
企業情報
| 銘柄コード | 1878 |
| 企業名 | 大東建託 |
| URL | http://www.kentaku.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
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