1. 企業情報
企業名: 札幌臨床検査センター株式会社
概要: 札幌臨床検査センターは、日本国内で調剤薬局と臨床検査を主要事業とする企業です。臨床検査、調剤薬局、医療機器販売・保守、ソフトウェア開発・販売、環境衛生検査サービスなどを提供しています。
事業内容:
- 臨床検査事業
- 調剤薬局事業
- 医療機器販売・保守事業
- ソフトウェア開発・販売
設立年月日: 1965年9月22日
代表者名: 伊達 忠應
住所: 〒060-0003 札幌市中央区北3条西18-2-2
従業員数: 869人
平均年齢: 41.4歳
平均年収: 4,270千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: 医薬品小売業
業界内での競争優位性: 北海道内での臨床検査の首位企業であり、調剤薬局事業も強みとしている。
市場シェア: 北海道内での臨床検査首位のエスアールエルと提携している。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 感染症の影響を踏まえた営業活動を展開し、新規顧客の獲得による営業基盤の拡大と継続的な経費効率を重視した経営基盤の強化に努めている。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 営業基盤の拡大と継続的な経費効率の強化を重点的に推進。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 臨床検査、調剤薬局、医療機器販売・保守、ソフトウェア開発・販売など多角化された収益モデル。
市場ニーズの変化への適応力: 医療業界の厳しい環境下でも、新規顧客の獲得と経費効率の強化により成長を維持している。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 臨床検査、ソフトウェア開発において技術革新を推進。
収益を牽引している製品やサービス: 臨床検査サービス、調剤薬局サービス、ソフトウェア製品。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 161.87円
BPS（実績）: 3,575.27円
PER（会社予想）: 6.25倍
PBR（実績）: 0.28倍
現在の株価との比較: 株価は1012円で、PERに基づく予想株価は161.87円×6.25倍=1011.69円とほぼ同値。PBRは0.28倍と低いため、割安評価。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は1005円から1022円の間で推移しており、安値圏から高値圏を行き来している。
50日移動平均線: 989.58円
200日移動平均線: 977.52円
現在の株価: 1012円
分析: 50日移動平均線を上回っており、上昇トレンドにある。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で20.13B円、前年比0.50%増。
利益: 営業利益706百万円、経常利益707百万円、親会社株主に帰属する当期純利益464百万円。
ROE（実績）: 4.06%
ROA（実績）: 2.66%
キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュ・フロー730百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー-1,240百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー-525百万円。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 2.27%
1株配当（会社予想）: 23.00円
配当性向: 19.65%
自社株買い: 自社保有株1,096,200株（26%）
株主還元策: 安定した配当と自社株買いを継続。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間で1005円から1022円の間で推移しており、安定した上昇トレンド。
株価への影響を与える要因: 業績の好調さ、安定した配当、自社株買いの継続。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
札幌臨床検査センターは、北海道内での臨床検査首位企業であり、多角化された収益モデルを有しています。業界の厳しい環境下でも営業基盤の拡大と経費効率の強化により成長を維持しています。技術革新と主力製品により市場ニーズへの適応力も高く、財務面でもROE、ROAともに健全です。株価はPER、PBRに基づく予想株価とほぼ同値で、テクニカル分析では上昇トレンドにあり、投資家関心も高めです。安定した配当と自社株買いにより株主還元も継続しており、将来性は高く評価できます。
企業情報
| 銘柄コード | 9776 |
| 企業名 | 札幌臨床検査センター |
| URL | http://www.saturin.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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